教育・研究

本年度の研究

   <研究テーマ>

『主体的な遊びを支える保育を目指して』(1年)
~なかよしタイムを通して,多面的な視点から幼児理解を深める~

 本園では,教師一人一人が日々の保育を見つめ,園の研究テーマの共通理解のもと,自己課題をもって研究に取り組むことが,保育力の向上とともに,保育の質の向上につながると考えています。今年度からは 『主体的な遊びを支える保育を目指して』 を研究テーマとし,実践を進めているところです。

 日々の保育を振り返り,子どもが主体的に遊ぶ保育を展開していくためには,学年単位になって いる遊びの場を広げること,子どもが遊びを選択できる環境をつくること,自分で決定できる機会を増やすこと,多様な人とのかかわりをもてるようにすることなど,保育環境を変化させることが必要だと考えました。

 そこで,どのように過ごすか自分で決めることができる遊びの時間,自分で選ぶことができる遊びの場,他のクラスの友だちや先生とかかわりをもつことができる機会,これらの要素を含んだ「なかよしタイム」(異年齢児交流の場)を意図的に取り入れることで, 時間・空間・仲間の3つの「間」を広げ,その中から子どもたちの主体的に遊ぶ姿を見取り,情報共有をしながら幼児理解を深めていくよう取り組んでいます。

 今日の実践から主体的に遊ぶ姿を,自分から何かをやりたいという気持ちを高めていく姿やその気持ちを他者に表出する姿、自分で考えて決め,繰り返し取り組む姿などと捉え、全教員の多面的な視点で見取った姿を考察し、環境の構成や援助につなげています。

 大学教員のサポートも得ながら研究を進め,「子どもの主体性」と「教師の主体性」が共に成長していけるような保育をめざしています。





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