教育・研究

本年度の研究

   <研究テーマ>

『主体的な遊びを支える保育を目指して』(2年次)
~「もっとしたい」の気持ちがつながる環境構成と援助を探る~

 本園では,昨年度より「主体的な遊びを支える保育を目指して」を研究テーマに掲げて取り組んでおり,2年次となる今年度は,サブテーマとして「もっとしたい」の気持ちがつながる環境の構成と教師の援助に焦点を当て,子どもの遊びの継続・発展を支える実践を進めています。

 子どもが遊びの中で「もっとやりたい」「もっと関わりたい」「もっと工夫したい」と感じるような気持ちは,主体的な遊びの継続や発展につながる大切な芽だと考えます。そうした気持ちが自然と生まれ,つながっていくような環境や援助をどうつくるかを,今年度の研究の中心に据えています。

 その具体的な取り組みの一つが,月案作成時の打ち合わせの中で各学年の教師が子どもの姿をもとにアイディアを出し合い,遊びの場の構成や内容を柔軟に考えていくことです。子どもたちが夢中になる遊びがより広がり,「もっとしたい」という気持ちへとつながるよう,教師間での協働的な環境づくりを大切にしています。さらに,行事についても,子ども主体となるような在り方を目指し,日々の保育の延長線上に自然と位置づけられるようにしています。日常の遊びや活動で育まれてきた思いや経験を,行事の中で発揮したり形にしたりできるようにすることで,行事が特別なものではなく,子どもの「もっとしたい」気持ちが表れる場となるよう取り組んでいます。

 このように,子どもの主体性に寄り添った日々の積み重ねが,遊びの中にも行事の中にも一貫して流れていくように,教師自身も学び合いながら環境構成と援助の在り方を探り,子どもと教師が共に育ち合えるような実践を目指し,研究を継続していきたいと思います。





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