コペルニクスは地動説を提唱しました。
『地球は宇宙の中心ではない。太陽の周りをまわっているだけにすぎない。 そして、その太陽は、100億個の星からなる銀河系内の1つの星ににすぎず、 銀河系も、宇宙のなかの100万個の銀河の1つにすぎない。』

そして、 ダーウィンは、『種の起源』を著し、『人間もまた、他の動物と同じように 創られた』と提唱しました。

フロイドは、『人間の本質は我々が思っているよりずっと原始的である。』と いいました。

こういったことから、私達人間が、人間のことを知れば知るほど、人間は特別な 存在ではないような気がします。 しかし、時代が進み、科学技術が進歩するにつれて、地球は何か特別な存在である ように考えられるいくつかの要因が出てきました。
ここで、地球が持つ特別な性質についてまとめてみましょう。

地球は、単一G型星(太陽系)系 に含まれる惑星系の一つである。

地球は、G型星のまわりにある狭い 帯のなかに存在するため、生命を生み出すのに必要な数十億年間、生みは凍結もしな ければ、沸騰もしなかった。

地球は大きな月を持っていて、 周期変化によって潮の干満が起こり、それが汐だまりの形成につながった。

地球の地軸はちょうど適当なだけ 傾いており、太陽の引力の影響による変化も含めて、周期的な気候変動が起こる。

これらの性質のうち一つが、惑星に現れる確率は不可能なほど小さいわけでは ありません。しかし、4つが1度に現れる確率は、あり得ないほど小さいのです。 そういう意味からすれば、『地球は特別な存在』なのです。



Written by Harumi Fujishima