私達が、そして子孫が生き続けていくためには、『地球の資源と環境には 限りがある。』ということを常に考えておかねばなりません。

地球上の総人口はどんどん増加し続けています。21世紀には100億人(国連の中 位推計)を突破するのではないかという勢いです。これに輪をかけて、環境への 配慮に欠けた科学技術等も進歩しています。

エネルギーの消費量も増加し、先進国では二酸化炭素(CO2)の排出 を規制していますが、まだ十分な措置とはいえません。
また、今後特に心配されるのが、『開発途上国での工業化による経済成長』です。 総人口の80%がこの地域で生活しています。多くの人口を抱え、様々なものの生産 、消費の増大が予想できます。

技術の進歩により、そして、経済成長により、資源が大量消費されています。 しかし、さらなる進歩により、省エネルギー、環境汚染の防止等、限られた資源 を効率良く利用したりする『地球に優しい』風潮が現れました。

私達の社会、文明の地球的規模の限界が、すぐそこにきているかも知れません。 現代の大量生産、大量消費、大量廃棄型の社会活動や生活様式のままでは、 現代文明を持続していくことはできません。
今地球上にいる私達だけが満足するのではなく、私達の子孫も快適な生活を送れる ような『地球に優しい』文明社会を築くために、自然と人間が共存できる文明に 変えていけるよう心がけることが必要となってきます。



Written by Harumi Fujishima