9月30日 (火)    最近気になること

体組成である。
この夏から食欲がおかしい。
空腹感に耐えられなくなってきている。
研究室にいても、しょっちゅう何かを口にしている。
それもエネルギーの多いものが目立つ。
食事の量も増えてきた。

体重が増えたかというと、そうでもない。
増えたり減ったりの変動が激しい。
こういうのが一番よくない。
変化がないというのがいちばんよい。

体重は何とかコントロールできるのであるが、問題は体脂肪率。
最近、上昇の一途である。
隠れ肥満になる恐れが出てきた。
体重が変わらずに体脂肪率が増えるということは、筋肉が減っているということ。
筋肉が減ると、力は出ないし、スタミナがもたない。
これが一番気になる。

本格的な秋に向けて何らかの対策を打たねばならない。

9月29日 (月)     夏も終わり

急に涼しくなった。一気に秋である。
朝の日の出も遅くなった。
夏休みもいよいよ終わりである。

今週から10月。
また講義に実験に忙しい日々が待っている。
特に10月は人前で発表する機会が多い。
その準備に毎日追われている。
科研費の申請書も書かなくてはならない。

ゼミには新しい学生も入ってくる。
まだまだ夏休みが続いてほしいと思うが、そんなことを言ってもいられない。
幸いにして、後学期は祝日が多いので、ホッと一息つく日を持つことができる。
あと3ヶ月したら正月も来る。

こうして考えてみると、月日が経つのは本当に早い。
何はともあれ、この夏を健康に過ごすことが出来たことを感謝して、後期を張り切ってスタートしたい。

9月28日 (日)    天皇陛下

朝の9時30分頃、家の前に出てみたら、歩道に多くの人が集まっている。
なんだろうなぁと考えてみたら、すぐ見当がついた。

目の前のホテルに天皇皇后両陛下が泊まっておられて、その見送りのために集まっているのだろうと予想した。
滅多にない機会と思い、歩道に集まっている人たちの中に入った。

最近、パトロールカーが頻繁にパトロールしているので、何かあるのかなぁと思っていたが、ようやくその理由が分かった。
警備は昔のことを思うと、ゆるくはなったとはいえ、厳重である。
しかし、警察官はソフトになり、見送りの人たちには、私服の若い婦人警官が、両陛下が何時頃、どうやって出てくるか、どの車に乗るか、どのルートを通っていくかを教えてくれる。

待つこと20分。両陛下がホテルの玄関を出られて、ちょうど私の正面から手を振ってくださった。
道路の反対側であったが、笑顔がとても素敵であった。

天皇陛下を目の当たりにするのは3回目である。

1回目は、陛下が皇太子の時、小学校4年生か5年生の時だったと思うが、近くの病院に慰問に来られるというので、見に行ったことを覚えている。
確か、学校が半日で休みになったように覚えている。
土手の上で見ようとしたら、警察官から、「失礼になるから降りるように」と注意を受けた。
お年寄りはござを引いてすわり、手を合わせて拝んでいた。

2回目は会社で働いていた時。
見学に来られるというので、これを機に博物館が作られた。
当日は小雨が降っていたが、博物館の通路に立って、両殿下が通られる時、頭を下げた覚えがある。
「ありがとう」と何度も声をかけてくださったのが印象的であった。
先日の出張のついでにその博物館に立ち寄ったら、そのときの写真が飾ってあって感慨深かった。

9月27日 (土)     新幹線を利用する理由

昨日のつれづれに、最近は飛行機より新幹線を利用することが増えたと書いた。
その理由について少し話をしてみようと思う。

以前は、飛行機のほうが移動の時間が少なくて、なんとなく贅沢な気分も味わえるから、飛行機のほうが好きであった。
しかし、あるとき、急な用事があって、飛行機が手配できず、やむを得ず新幹線に乗ったら、いろんな意味で快適であることが分かった。

この3月のダイヤ改正で、N700系という新しい車両が1時間に1本走っている。
この車両がすこぶる快適なのである。
以前の新幹線は横揺れが激しいので気分が悪くなったのであるが、N700系はほとんど揺れない。
したがって思う存分本を読むことができる。
挙句の果てにはノートに文字を書くことができるのには驚いた。

新幹線は飛行機より長時間乗っていなければならないのが面倒と思っていたが、本がいっぱい読めるので、かえって少し時間があったほうが退屈しなくてよい。
飛行機なら、乗って離陸して、さぁ本でも読むかと思うとすぐ着陸態勢に入る。
揺れるとトイレにも行けない。
新幹線はトイレも自由である。

飛行機には手荷物検査があるが、新幹線にはない。
これが結構面倒くさい。

飛行機は出発のかなり前に搭乗口に行かなければならないが、新幹線はぎりぎりにホームに行けばよい。

飛行機は便数が少ないので、何らかのトラブルで乗り損ねたら、ダメージが大きいが、新幹線は最悪でも1時間待てば次が来る。

と、いろいろ挙げてみたが、結局一番大きな要因は、「快適である」ということである。
何事に対しても「快い」「快適だ」と思えることが大切なのではないかと思う。
今は飛行機より新幹線が快い。

9月26日 (金)     朝の大雨

研究打ち合わせのため、新幹線で出張することにしていた。
少し早めに現地に到着しようと、朝6時の新幹線に乗ることにしていた。

家を出るときから土砂降りで、なんだかいやな予感がした。
駅のホームに立っていると、案内放送があり、
「6時発のソニック4号は大雨のため、相当遅れる見込みです。」という。
ますますいやな予感がしていたら、発車予定時刻になって、
「ソニック4号は大雨のため、運休します。」
との放送があった。

急いでみどりの窓口に走り、列車の変更をすることにした。
次の列車も運休しそうな予感がしたので、次の次の列車に切り替えた。
しばらく時間があったので、一度家に戻り、新聞を読んでから再び駅に出向いた。

発車予定時刻の7時15分になっても列車が現れないので、少し不安になったが、客室乗務員もスタンバイしているので、たぶん大丈夫と思って待っていたら、3分送れて入線してきた。
列車は満員。やはり、一つ前の列車も運休したらしい。

勘が当たってよかった。
その後は小倉着が10分遅れたけれども、接続の待ち時間が長かったので、まったく問題なく新幹線に乗ることができた。

最近、飛行機を利用することが少なくなり、新幹線を使うことが多くなった。
いろいろ理由はあるが、フレキシブルに動くことができるというのも一つの理由である。

9月25日 (木)    穐吉敏子とスイングエコーズ

23日の夜、グランシアタであったコンサートに出かけていった。
ジャズのビッグバンドのコンサートである。
昔、大学院生から社会人になりたての頃、アマチュアのビッグバンドでピアノを弾いていたことがあるので、この類のコンサートには興味があって時々出かけている。

スイングエコーズには、仕事でたいへんお世話になっていて、プライベートでも親しくお付き合いをしてくださっているHさんがメンバーの一員として活躍している。
そんな縁もあって、スイングエコーズのコンサートにはちょくちょく出かける。

今回は特に穐吉敏子がジョイントで出演するというので、前から楽しみにしていた。
開場と同時にフロアに入り、最前列の真ん中、いわゆるかぶりつきの席で楽しむことにした。

エコーズの演奏はすばらしい。
音がよく出るし、揃っている。
およそアマチュアバンドとは思えないほどよい演奏を聞かせてくれる。
ひとつだけ難点を挙げるとすれば、メンバーの顔が悪い。
演奏中、顔が引きつっている。
あれが笑顔で演奏できたら言うことなしである。

第2部でお待ちかねの穐吉敏子が出てきた。
最前列なので、ピアノを弾く指がよく見える。
最初のうち、なんだか音に精彩がないように聞こえて、歳のせいかなぁと思っていたが、ソロを奏でた時はすごかった。
うんうんうなりながら絶妙のテクニックで鍵盤上に指を走らせる。
その迫力に思わず引き込まれてしまった。

穐吉敏子の曲は昔やったことがあるが、難しいものが多い。
特にリズムの取り方が微妙なのである。

エコーズの演奏は穐吉敏子にのせられて、軽快なものであった。
久しぶりによい演奏を聞いて大満足をした。

9月24日 (水)    整体

1ヶ月ほど前から左の肩が痛んでいる。
一向に治る気配がない。
背中の張りも日増しに強くなり、昨日起きる時には寒気がするほどであった。

そろそろ我慢も限界かと思い、整体に行くことにした。
もう3年以上も行っていない。
本当に久しぶりである。

整体師は「そろそろ来るんじゃないかと思っていました」とおっしゃる。
私以上に私の体のことを知っている。

たっぷり70分ほど筋肉をほぐしてもらったら、身体がウソのように軽くなった。
身体が軽くなると頭も軽くなる。
おかげで今日は事務仕事がすいすい進んだ。
集中力も長時間保つことができた。

体の調子が悪いと頭も調子が出ない。
ちょっと肩が凝ってきたなとか、ちょっと背中が張ってきたなと思ったらすぐ整体に行くのがよい。
しかし、問題は費用。
けっこう必要である。
なので、よほど具合が悪くならない限り行くことが出来ない。

しかしやっぱり気持ちいい。

9月23日 (火)    秋分の日

暑さ寒さも彼岸まで。という。
朝夕は涼しく、しのぎやすくなった。
しかし昼はまだまだ紫外線も強く、入道雲が出たりして、夏が最後の抵抗をしているかのようである。

今日はお彼岸の中日。
郊外へ出てみると、赤とんぼが舞い、コスモスの花がきれいに咲き乱れ、ススキの穂が一面を覆っている景色に出会う。
季節は秋である。

今日は祖母の命日でもある。
19年前の今日、その年の秋分の日は23日ではなかったと思う。
研究室にいたら、「祖母が急逝した」との電話があって、すぐに母親の実家に駆けつけたことを覚えている。

秋になるとなんとなく物悲しい。
何がというわけではないが、悲しい。

9月22日 (月)     出張余話

この4月から共同研究を行っていた相手先の企業に、実験結果を報告するために訪問した。
実験結果は、バラ色の結果というわけではなかったので、なんとなく気が重かった。
実験だからいつも期待通りの結果が出るとは限りませんよ。
と共同研究を始めるに当たって予め申し上げておく。
しかし、先方としては分かっているつもりでも、よい結果を期待するのが人の気持ちであろう。
こちらも分かっているつもりでも、なんとなく気が重い。

しかし、結果を説明したところ、十分に納得していただいて、次へのステップの話をいただくことができた。
研究者としてこれほどありがたいことはない。
この経営者のためには、出来る限りのことを力を尽くしていこうという気持ちになる。

午後から別の企業を訪問。
ある人を介して、相談にのってくれないかという話があった。
相談に乗るには、相手方に足を運ぶことが大原則であると思っている。
足を運ぶと、相手方がどれほどの熱意をもっているのか、問題点がどこにあるのかがよく見える。
本音を聞きだすことができる。
これまでいくつかの相談にのってきたが、話がうまくいって、共同研究に結びついたり、商品開発のお手伝いができた例は必ずこちらから出向いている。
相手方がやってきて頼みごとをされたときは、長続きしないか、うまくいかない。

さて、その企業。
熱意がいまひとつだったなぁ。
専務という人の「何で来たのか」みたいなことばには、正直がっくりきた。
そこで気分を害して話を止めてしまったら大人気ないし、相談を持ちかけてくれた人の顔も立たない。
だから、がっくりきたけれども、思いつくアイディアは全てさらけ出したし、役に立てることがあったら、役に立ちたいと思っている。
けれど、次回のお呼びはかからないと思うよ。

今日はよい勉強をさせてもらった。
午前中の企業の経営者、担当者には学ぶことがたくさんあった。
これからも感謝の心を忘れないようにして仕事を進めていきたいと思う。
午後からの企業は反面教師。
他人の力を貸していただこうと思ったときに、どうすればよいかということがわかった。
というか、どういうことをしてはいけないのかがよくわかった。

9月21日 (日)    ワイン

平日の夜に飲む酒は日本酒が多いが、休日はワインを飲むことが多い。
なんとなくおしゃれだし、パンとチーズを買ってきて、本を読みながらゆったりとした時間を過ごせるような気がするからである。

ネットで注文したワインが昨夜届いたので、早速2本を冷蔵庫に入れておいた。
午前中に図書館に行った帰りに、近くのパン屋でパンを買い、午後からはワインタイムを楽しむことにした。

パンとチーズを食べながら、借りてきた本を読む。
至福のひと時である。
今日はスパークリングワイン。
「ポン」という快い音とともに栓を開ける。
グラスにワインを注ぐ。
グラスを回し、香りを楽しんで、口に含む。
炭酸の快い発泡感と、フルーティな香りが口いっぱいに広がる。
チーズをほうばってひと口飲み、パンをほうばってまたひと口。
本を1ページ読んでひと口・・・・。

しまったと思ったときには遅かった。
ペースが速すぎて、急に酔いが回ってきた。
お腹がいっぱいになった頃には、ほとんど意識が喪失してしまい、そのままお昼寝タイムに突入。
気がついたら4時間が経過していた。

なんとなく損をした気分。
しかし昼寝は昼寝で、至福といえば至福。
でもやっぱりこんなはずではなかったと後悔する。
たらたら飲むという芸当ができない。
ワインを飲むときくらい、余裕をもたなければ・・・。

9月20日 (土)     トリニータを見て思うこと

週末、久しぶりに家にいたので、まずやったことは掃除。
部屋、風呂場、洗面所を早朝にやっつけて、午後からはベランダの掃除までやった。
きれいになるのを見るのは気持ちがよいものである。
その割には研究室の中はきたない。

午後からトリニータの試合があるというので、滅多に見ない試合をテレビで見ることにした。
最近強いらしいということを新聞で見たからである。

しかし、サッカーの試合というのは、どうも好きになれない。
ずっと緊張感を抱きながら見なければならないような気がするからである。
これと逆をいくのが野球である。
イニングの間に間(ま)がある。
ここで息抜きができる。

というわけで、見始めたら、すぐ退屈になって、見るのをやめて、ベランダの掃除にとりかかった。
掃除が終わって、さて試合はどうなっているのだろうとテレビを見てほんの少ししたら、トリニータがフリーキックでゴールを決めた。
この瞬間だけは痛快である。
しばらく見ていたら、2点目を入れる瞬間も見ることができた。
一緒に見ていた次男坊に「いいとこどり」と言われたが、たまたま運がよかっただけのこと。

サッカーはいまいち好きになれないが、地元のチームが強いというのは快い。
ほんの4時間ではあったが、トリニータは首位に立っていたという。
11月にはナビスコカップの決勝戦を戦うと言っている。

こんな田舎のチームでお金もないのに強い。負けない。
何か理由があるのだろう。

自らの仕事にオーバーラップした。
地方の小さな大学でよい仕事をするには、どんなことに心がければよいか。
トリニータの活躍を見て、何かヒントがあるような気がした。

9月19日 (金)     専門学校の学生

帰りの列車に乗ったら、「せんせー」と声をかけてくれる集団がいた。
見たことのない顔だと思ったが、向こうは私のことを知っているのであろう。
それに「せんせー」と声をかけてくれたのだから、どこかで教えたことのある学生である。
それとなく話をしていくうちに、去年、専門学校で教えた学生であることが分かった。
看護専門学校である。

看護専門学校へは前期と後期、別々のところに教えに行っているが、共通項がある。
どちらの学生も人なつっこい。
本当にうれしそうに私に声をかけてくれる。
こっちがうれしくなる。
看護師を目指す学生は人間が好きな人が多いのだろうか。

かなり以前のことであるが、休日に街を歩いていたら、向こうから若い美女の集団がこっちに向ってやってきた。
そのまますれ違おうとしたら、どうも私をめがけてやってくる様子である。
こんな美人に知り合いはいないし・・・などと思っていると、目つきが鋭い。
何か因縁でもつけられるのかと一瞬不安になった。

次の瞬間、不安が的中した。
美女集団は、開口一番
「先生!なんであんな難しい問題出すん?」
話を聞いてみると、看護専門学校の学生であった。
そういうことだったのかとホッと胸をなでおろすと、お互いが笑顔になった。

職場に行ってもその笑顔を忘れないでよ。
何よりもその笑顔を待っている人たちがたくさんいるのだから。

9月18日 (木)    無題

先週の木曜日に引き続いて無題である。
これといって話題がない。

今日も朝から書類作成に時間を費やすことができた。
研究計画書を書いているのであるが、なかなか筆が進まない。
キーボードが進まないといったほうが正しいが。
しかし、ときどき自分が何をしようとしているのか、何をしたいのかをきちんとまとめることは、止まることがない研究活動にとって重要なことであると思う。
時間がかかってもよいから、きちんと仕上げたい。
しかしあまり時間もない。

帰省中の次男坊を誘ってバイキングの昼食に行った。
某ホテルのバイキングで、750円と安い。
質は1600円取る別のホテルのバイキングに比べると劣るが、質より量で勝負。
相変わらずの次男坊の食欲には感心する。
こんな客ばかり来たら、ホテルはバイキングをやめてしまうだろう。

午後一番で研究計画のヒアリング。
この3月まで行っていた研究を発展させて、新たな研究開発にチャレンジしようということで研究補助金の申請をした。
医学部のK先生にプレゼンテーションをしていただいた。
わかりやすい説明であった。
あとは採択を祈るのみ。

研究室に戻り、朝書いていた研究計画書に関わる研究計画を共同研究者と電話で長時間にわたりディスカッション。
共同研究をしてもらえることがありがたい。
もはや単独では研究が進まない。
今日の話の続きは、来週、相手先を訪問してさらに詰めていく予定。

夕方、行きつけの診療所2軒に寄る。
いずれも異常なし。
異常なしなら行かなくてもよいと思ったりもするが、医者の診察を受けることで、自分の健康状態をチェックすることができる。
台風のせいか患者の数が少なくて、スムーズだった。

夜は近所のラーメン。
月に一度、半額の日があって、今日がその日である。
昼のバイキングといい、夜のラーメンといい、少しでも食費を安くしようとせこい話である。
そのくらい考えないと次男坊の食欲で家計が破綻してしまう。

夜はいつものボウリングサークル。
徐々にうまくなってきた。
スコアがよいところでまとまるようになってきた。
課題はリリースポイントを安定させること。
まだまだコースが安定しない。
これをクリアできればアベレージ170くらいはいけそうである。

帰宅が遅くなったが、なんとなく興奮して寝付けないので、シャワーを浴びて洗濯をし、洗濯物をたたんで、食器を片付けて、子どもたちと話をしていたら夜更かしをしてしまった。
充実した一日であったが、明日は寝不足でつらいだろう。

9月17日 (水)    実験

久しぶりに動物実験で採血を行った。
今日は47匹といつもよりかなり多い数である。
採血で重要なことの一つに、いかに短時間で終わるかということがある。
長時間かけてやっていると、誤差が大きくなる。

12時50分過ぎに始めた採血は14時05分過ぎに終了した。
わずか75分で終わったのは上出来である。

終わってやれやれと思った次の瞬間からとてつもない疲労感が襲ってきた。
最近、採血をすると疲れるなぁと思うことはあったが、今日の疲労感は異常と言えるほどである。
飼育室で換気扇やエアコンの掃除をして頭と身体をクールダウンし、研究室に戻ってきたが、興奮がさめないといった様子で疲労感が強く、16時過ぎまで何も手につかなかった。

以前なら何事もなく終わっていたことが、回復するのに多くの時間を要するようになった。
書類を書くのも、以前ほどすらすらと文章が出てこない。

由々しきことであるが、頭も身体も確実に衰えている。
まだまだ若いといってくれる人もいるが、自分自身の中では、自分の過去との比較をしてしまうから、衰えを強く実感する。

今までと同じ量の仕事はとてもこなせないという気持ちがある反面、スピードを落とした車が再度加速するためにはアクセルを踏まないといけないように、仕事量を減らすとますます多くのエネルギーが必要になるから仕事量を減らしてはいけないような気もする。

結局、いろんな意味で自分が納得できるような仕事、納得できる人生を送っていくことが重要であると思う。
動物の採血から始まって、最後は人生論になってしまった。

9月16日 (火)    台風

台風13号が九州をうかがっている。
今年はまだ上陸した台風がない。
八丈島のほうにいったのが一つあったような覚えがある。
最近にしては珍しい年である。

去年は8月3日頃、ひとつやってきた。
午後から風が強くなって、逃げるように家まで帰った覚えがある。
その前の年かもう一年前かには、7月にたくさんやってきて、授業が何回も休講になった覚えがある。
もう少し前には、集中講義に行っていて、その現地で台風がやってきて、講義が続けられるかどうかで、先方の教務委員長とやきもきして対策を練ったこともある。
台風と言えば、9月というイメージがあったのが、7月、8月と早まり、そして今年は全くやってこない などと過去のイメージでは捉えにくくなっている。

今回の13号はそれほど大きなものではないからと気楽に構えていたら、思わぬところで大きな影響が出た。
今日から実施しようと思っていた魚の実験、明日から実施しようと思っていた別の魚の実験が、台風の影響で中止になってしまったのである。
はるか遠くにいる小さな台風でも、海は大きな影響を受けるのである。

自然が一つの要因として加わってくる研究は自然の力によって計画通りに進まないことが多々ある。
こういうことに対していつでも柔軟に対応できるように、少しだけ遊びを作っておかなければならないと思うが、最近はなかなかその時間がとりにくい。
さあやろう!といったときに、うまく始められるかどうか、不安である。

9月15日 (月)     実家の両親

今日は敬老の日である。
高齢者を敬わなければならない。

実家で両親が2人で暮らしている。
二人合わせて155歳である。
しょっちゅうどちらかが病院に入院しているが、総合的に判断して元気である。

父親は魚釣りが好きで、毎年今頃の季節になると、北陸のお気に入りの場所に魚釣りに行っていた。
私が若い頃は毎年お供をしていたが、最近は数年に一回になった。
それでも大分から出かけていって、レンタカーを借りて出かけることがある。

一昨年、滅多に家を出ることのない母親を伴って、叔父2人と合計5人で魚釣りに出かけた。
父親と叔父は魚釣りを堪能し、私は民宿で母親の相手をしていた。

今年の盆に実家に帰った時に、今年も行こうという話になって、今度は叔母を誘うことにした。
1人の叔父の都合が悪かったので、今年は別のメンバー5人でこの連休に出かけた。
今年のつりは遊漁船をチャーターしようということになって、本格的なものになった。
父親と叔父、そして私は魚釣りに。
叔母が母親の相手をしてくれた。

さすがに遊漁船での釣果はすばらしいもので、父親と叔父は大満足だった。
叔母も久しぶりに旅行ができたといって喜んでいた。

驚くべきは母親。
週に2回デイサービスに行っているのであるが、その送り迎えの車で気分が悪くなるというし、病院へ行くときの15分のタクシーも気分が悪いという。
それが、この旅行で片道3時間の道のりを、全くものともせず、車も快適でとても楽しかったと喜んでいる。

その母親は介護認定が要介護1から要介護2になった。
それを聞いた本人は、ひどく不満足である様子であった。
この人は若い頃からわがままで、がんこで、プライドが高くて困る。

両親の会話を聞いていると、いつも険悪に聞こえる。
父親も加齢とともに、日頃の家事が徐々に負担になっているらしい。
遠くに行ってしまった息子はあてにならない。
ときどき顔を見せては愚痴を聞いてやることくらいしか能がない。
あとは年に1回の魚釣り旅行に連れて行くことくらいか。

9月11日 (木)    無題

夏休みも今頃が一番よいときである。
完全お休みモードから脱し、実験をやろうモードに入っている。
適度に打ち合わせもあって、研究の新たな展開も見えてくる。
3年生の卒論の配属が決まったらどんなテーマで進めていこうかを考えている。
4年生の実験は、着地点を見据えながら計画を立てている。
ほどほどの講演を頼まれていて、準備をする時間も取れる。

一年間のうちで、9月の最初の2週間と、3月の後期入試が終わったあとの2週間が、もっとも考え事が進む。
日頃、毎日の仕事に追われるばかりで、ゆっくりと考える時間もとりにくいが、たまにはこういう時期が必要である。
あと2週間もすると、後期の授業に向けて心構えをしなければならない。
授業が始まると時間をとられて、身体も疲れるので、研究が停滞する。

季節もよくなってきたので、張り切って毎日を過ごそうと思う。

明日は出張します。
三連休は実家に戻って親孝行(?)。
つれづれも4日間お休みをいただいて、次回は16日。
最近、つれづれのお休みが多くて申し訳ありません。

9月10日 (水)    教授会

毎月第2水曜日には、全教員が集まって教授会が開催される。
毎年、9月の教授会は遅くまでかかる。
なぜなら、8月は教授会が休会になるので、議題が2ヶ月分あるからである。

毎回教授会に出席していると面白いことがあることに気づく。
それは、一度発言した先生はいろんな議題に対して次々と意見を言うということである。

その理由は次のように推察する。
大勢の中で発言することには勇気がいる。
しかし、覚悟を決めて一度発言してしまえば、発言に抵抗感がなくなって、普通だったら、まぁ止めておこうかという意見もついつい発言してしまうのだろう。

実際、何度も発言している先生の意見を聞いていると、最初の発言はインパクトの強い、よい意見を述べるが、2回目からは「そんなこと、どーでもいいじゃん」と思えるようなくだらないことを述べてくる。
こういう先生が何人も出てくると悲惨である。
会議が延びて仕方がない。

こういう現象は私が着任した頃から伝統的といえるほど続いていて、昔の学部長が、あまりのくだらない意見の続出に業を煮やして「教授会は座談会ではないのだから、真剣にご議論願います」とたしなめたことを今でも鮮明に覚えている。

私も気をつけようと思う。
教授会では滅多なことでは発言をしないが、委員会などでは結構好き勝手なことを言っている。
会議は少しでも建設的な意見を述べて、よりよい結論を導き出すことを常に考えるべきである。

9月9日 (火)    機器分析

先週末から昨日まで、学会や企業訪問などの出張で、研究室を空けていた。
久しぶりの研究室である。
毎週月曜日の朝にやっているブリーフィングを行った。
そろそろ実験ラッシュである。
次から次へと計画がある。
これからしばらくの間、学生のみんなには頑張ってもらうことにしよう。
私も実験に集中したいのであるが、研究費の申請やプロジェクトの経過報告、依頼された講演の準備などで、デスクワークに忙しい。
あまり実験のことにかまっていられないかもしれない。
ゼミのみんな、よろしく頼む。

早速憂慮すべきことが続出した。
ラットにえさをやるのを一日間違えたという。
それほど大きな影響を受けることはないが、小さなミスは大きなミスの前兆となることがある。
慎重にことを進めてほしいと思う。

午前中に久しぶりに医学部に出かけて機器分析を行うつもりだった。
機器を立ち上げて、分析を始めたら、最初はそこそこであったが、途中から様子がおかしい。
エラーメッセージが出て、器械が勝手に動き出す。
これはおかしいということで、やり直し。
それでもおかしく再度やり直し。
やっぱりおかしくてついに今日の分析は中止。

この分析はおよそ4ヶ月ぶりなので、実験する人間も勘を取り戻すのに時間がかかったが、機器のほうも久しぶりに動いて調子が出なかったのであろう。
以前なら、こんなことがあるとイライラしていたのであるが、最近はまぁこんなこともあるか、またやればいいや くらいに思えるようになってきた。
余裕なのか開き直りか。

歳を重ねるにつれて、ようやく自分の思い通りにいかないことを受け入れることができるようになってきた。
どっちみち慌てても一緒。心が荒れるだけ損。
いつかはできるだろうし、できなければそれはそれで最初からそういうことであったということ。
ただし、できないことをそのまま流すのではなく、努力を払ってできないならそれはそれで仕方がないと考えているということ。

9月8日 (月)     懐かしい人たち

現在共同研究を行っている企業の人から、私が大学に着任する前に勤務していた企業を紹介して欲しいとの依頼を受け、お膳立てをした。
今日面談をするということになって、同行させてもらうことにした。

面談の1時間前に現地に到着して、今年の2月に大分に遊びに来てくれた先輩が迎えてくれた。
久しぶりと言っていたら、あの人を呼んであげようか、この人を呼んであげようかという話になって、忙しい中を次々に懐かしい人たちが顔を見せてくれた。

仕事はたいへんだったけど、若さと勢いで過ごした日々が蘇ってきた。
退社する直前までお世話になっていた上司、直属の主任、本当に懐かしい。
心から温かく迎えてくださったことが何より嬉しかった。

仕事の面談では、当時部署は違ったが、独身寮で何かと気にかけてくれていた先輩が応対してくださって、これもまた嬉しかった。と、同時に、しっかりした若い人が育っているのを見て、頼もしくも思った。

面談が終わってから、久しぶりに併設されている博物館を見学させてもらうことにした。
この博物館は昭和61年に当時の皇太子ご夫妻が行啓されるのにあわせて作られたものである。
その日のことを今でも鮮明に覚えている。
その日の写真が展示されていてこれもまた懐かしかった。

見学までのひととき、同期のN君とY君が顔を出してくれた。
彼らとは年賀状のやり取りはしているというものの、会ったのは久しぶりである。
二人とも責任ある仕事を任されている。
顔つきが違う。企業をしょってたっているという自信に満ち溢れている。
そういう年代になったのだ。

工場見学をして、新入社員の頃、この工場で製造の仕事をしていたことを思い出す。
26年前のことがありありと思い出される。

懐かしい一日。そしてみんなからパワーをもらった一日。
若い頃の一生懸命の日々は、将来への大きな貯金であったのだと思った。

9月3日 (水)    実験再開

卒論の中間発表も終わり、実験を再開することにした。
ラットが入り、明日には飼料を作成して、来週から本格的な実験に入る。
魚チームは今日、サンプルの前処理を行った。
来週測定を行う。

早いもので、4年生の卒論もあと5ヶ月足らずとなった。
まだまだやらなければならない課題は多い。
これから残された時間、実験中心の生活を過ごしてもらおうと思う。

3年生のゼミ配属希望が届いた。
教員ごとのばらつきがあり、今年は調整が必要である。
卒論は長い時間をかけてじっくり取り組むものであるから、本来ならば自分がもっとも希望するゼミで卒論を作成できればよいのであるが、指導する側としては、多くの学生の指導をすることは困難である。

明日は、会議の後、学会に向けて移動する。
今回の出張は学会の後に企業訪問を予定していて、長期間になる。
出張中はつれづれは一休み。
最近は休みが多く、読んでくださっている皆様には申し訳ありません。
戻ってきたらまた学会の様子などお知らせしようと思います。

9月2日 (火)    卒論中間発表会

毎年この時期に行われる卒論中間発表会があった。
4年生が卒論に取り組み始めてから、1年近くが経つことになる。
早いものである。

毎年思うことであるが、かなり進んでいる学生と、まだまだこれから相当頑張らなければならない学生の差が大きい。
1年間といっても、授業や就職活動などがあって、卒論だけに没頭するというわけにもいかないだろうから、やむを得ない面もあろうが、残りは5ヶ月である。
もう単位もとり終わって、就職活動もひと段落しているだろうから、これからの頑張りに期待することにしよう。

3年生にとっての中間発表はゼミを決める大きなイベントである。
これから1年半の間、一つのテーマに集中して大きな仕事をすることになるので、じっくり考えてゼミを決めて欲しい。

夜は、久しぶりのゼミのコンパ。
今回は学生の発案でビアガーデンに行った。
ビアガーデンに行くと、ついつい飲みすぎて後で後悔する。
後悔するほど飲めるということは、ある意味では調子がよいということであろう。
明日もまた実験に勤しむ毎日が続く。

9月1日 (月)     今日から9月

8月もあっという間に終わり、9月になった。
朝晩涼しくなった。しかし日中は暑い。
小中学校も今日が始業式である。

大学の講義は10月からだから、もう一月、講義のことを考えずに過ごすことができる。
8月は何かとあって、研究室を空ける日が多く、おかげで研究があまり進まなかった。
なんとなくバタバタしていたが、ようやく落ち着いたので、今日からまた心を新たにして研究を進めていこうと思う。

明日は卒論の中間発表会。
これが終わると、新しいゼミ生の希望が上がってくる。
今度は誰が来るのだろうか。
楽しみである。

9月は採択された研究テーマを本格始動しなければならない。
昨年度まで行っていた研究テーマの事後評価もあって、心構えをしなければならない。
新しい補助事業へのヒアリングもあって、これも気がかりである。
科研費の申請の書類もそろそろ来る頃であろう。

こうやって考えてみると、研究費を獲りにいくことで明け暮れているような気がする。
書類を書いたり、資料を用意することは、共同研究者が多大な力を貸してくれるので、たいへんにありがたい。
しかし、研究費を取りにいくことにエネルギーを使うあまり、実験にブレーキがかかり、成果の発表、すなわち論文発表や学会発表がないがしろになっていくことが怖い。
業績の数も年々減ってきている。

しかしそんな甘ったれたことも言ってられないから、今月から頑張ることにする。
けれども身体を壊してはつまらないので、無理のないペースで進めることにする。