12月31日 (日)    この一年

いよいよ今日は大晦日。2006年も終わりである。
今年を振り返ってみると、よくも悪くもダイナミックな一年であった。
それは特に家族の変化によるところが大きい。

感情の変化も激しかった。
抑うつ症状が強く現れて、自分自身、どうしていいのかわからなくなることもあった。
しかし、ここ最近は安定している。

自分自身が大きな病気をすることなく一年間過ごせたことが一番よかったことであろう。
歳を重ねることによって、老化現象が徐々に現れている。
それを受け入れることがまだできない。
いつまでも若いつもりでいる。
新しいことをやるときには、若いつもりでいることは重要であるが、年齢相応の振る舞いをしなければならないこともある。
若いつもりでいると、ここで未熟さを感じる。

さて来年。
どんな年にしようか。

もう少し気持ちに余裕を持ちたい。
そのためにはもう少し体力が必要である。
体力をつけるためにはもう少し時間が必要である。
時間を作るためにはもう少し余裕を作らなければならない。
堂々巡りである。

少なくとも、流されてしまうだけの一年にはしたくないなと思う。

今年一年大変お世話になりました。
来る年もこれまで同様、よろしくお願いいたします。
よいお年をお迎えください。

12月30日 (土)    寒い一日

昨日から急に寒くなった。
昨日はマフラーと手袋を引っ張り出してきて、この冬初めて身につけた。
山では雪が積もったという。

今日の朝も放射冷却でかなり冷えて寒かった。
しかし、本来、冬はこのくらい寒いのが普通なのであろう。
今年は暖かい。

今年もあとわずか2日を残すのみとなった。
昨日も述べたように、やり残したことがいっぱいあるので、まだまだ2006年には終わってほしくない。

午前中は買い物に出かけたが、午後から研究室にやってきた。
卒論原稿チェックが待っている。
キャンパスには人の姿がほとんど見られず、ひっそりとしている。

こういう静かな雰囲気の中で仕事をしていると、ゆっくり落ち着いてできるので、幸せを感じる反面、休みは休みとして過ごしたいという気持ちが錯綜する。

結局思っていたほどの仕事ができずに家に帰り、酒を飲んでテレビを見ることになったが、心底くつろいでいるという実感に乏しい。

仕事も中途半端、気分転換も中途半端。
これでは人生も中途半端のうちに終止符が打たれそうで、なんだかさびしい。

12月29日 (金)    年末

昨日は御用納め。
今年の仕事も一段落である。
教職員専用のサイトが閉鎖されたのを見て、特にそれを強く感じる。

一段落してもまだまだやり残していることがあるので、今日も朝から研究室にやってきた。
午前中は4年生との卒論作成の打ち合わせや、3年生との動物飼育状況の打ち合わせをした。

ガチャガチャに散らかっている机の上も片付けたいし、掃除もしたい。
今年の総括と来年の課題を手帳に書き留める時間も欲しい。
日頃十分にできない講義の準備もしたいし、提出を依頼されている書類も書かなければならない。
結構忙しい。

この時期になると、テレビ番組も見ごたえのあるものがあり、家でゆっくりとお酒でも飲みながら、楽しむこともしたい。
あれもこれもやりたいことがいっぱいあって困る。

12月28日 (木)    昼寝の効用

最近、寝る時刻が遅くなっている。
しかし朝起きる時刻は相変わらず早く、どうしても睡眠不足になりがちである。

昔から睡眠不足に弱く、十分な睡眠が取れなかった日はどうにも調子が上がらない。
朝から眠い日があるが、昼ごろ、特に眠くなることがある。
そんなときは、椅子にもたれかかってまどろむことにしている。

今日も、お昼ごはんを食べたら猛烈な睡魔が襲ってきたので、少しの間まどろんだ。
椅子にもたれかかった瞬間に意識はがなくなり、15分後に戻った。

おかげですっきりして、午後1番の打ち合わせでは頭が冴えていた。

今日は不思議なことに、夕方にも睡魔が襲ってきた。
もう一度まどろんだらすっきりした。
その後は卒論原稿のチェックがはかどった。

恩師の恩師がよく午睡して調子を保っているということであったが、効果は絶大である。
しかしどんなに眠くても、まどろむ時間を取ることができない日が多く、そんなときはつらい。

12月27日 (水)    冬休み

授業がなくなったら、冬休みの話題ばかりである。

冬休みはそんなに楽しいのかと尋ねられると、昔は楽しかったと答える。
子どもが小さい頃は、冬休みに入るや否や、年休を取ってフェリーに乗り、実家に帰っていた。
実家にちょいと顔を出して、すぐスキー場に直行。

楽しいひと時を過ごしたものである。
当時は4輪駆動の自動車を持っていたが、年に一度のスキー旅行のために持っていたようなものである。

会社勤務時代の上司の別荘を借りて、スキー三昧。
子どもたちも自分たちも楽しい休暇を過ごしていた。

21世紀になってからはそういう機会は一度もない。
スキーをする体力も気力も失せた。
子どもたちも忙しくなった。
上司は昨年鬼籍に入ってしまった。

12月26日 (火)    無題

今日もバタバタの一日。
大学院の集中講義を3コマやって、その後大学院生との打ち合わせ、続いて3年生との打ち合わせをしたらあっという間に夜になった。

冬休みになったら張り詰めていた気が緩んだのか、今日は寝坊をしてしまった。
いつもより起きるのが1時間遅かった。
昨晩は久しぶりに熟睡し、夜中に一度も目が覚めず、気がついたら朝を迎えていた。
こういう日はめったにない。
こういう日は朝からきわめて体調がよいはずであるのに、今日は朝からくたびれ果てている。
冬休みに入って気が緩んだのであろう。

昨日、北の国から次男坊が帰ってきた。
久しぶりに見る顔が懐かしくうれしい。
親ばかである。

昨晩は彼と話をして大いに盛り上がった。
久しぶりに心の底から大笑いをした。
最近、笑うことが少なくなっている。
よくない。
大いに笑い、大いに悲しみ、大いに憂い、感情の起伏が大きい人生のほうが楽しいような気がする。
感受性の低下は老化を早める。

話は変わる。

家人がこのつれづれ日記を監視している。
しばしばありがたいコメントを頂戴する。
下手なことは書けないなと思うが、キーボードをたたく指は好き勝手なことを書いている。

昨晩もコメントをいただいた。
「猫の置物」で書いた猫は「魔女の宅急便」ではなく、「水の旅人」だそうな。
「魔女の宅急便」に出てくる猫は「ジジ」。
「ほーすけ」ではないとのこと。

ご指摘深く感謝いたします。

12月25日 (月)    週明けの月曜日   

新しい週が始まって月曜日を迎えたが、授業がないことで冬休みに入ったことを実感する。
なんとなく開放感がある。
それほどまでに授業に対するプレッシャーがあるということである。

気持ちに余裕があっても仕事に余裕はない。
今日も朝早くから研究室にやってきて、たまっている仕事をこなしていくのであるが、こなす以上に増えていく。
机がそれをよく物語っている。
足の踏み場がない というが、ものの置き場所がないほど書類が溜まっている。
これを何とか年内に片付けなくてはならない。

4年生が毎日卒論の原稿執筆にいそしんでいる。
提出は1月31日なので、まだ時間は十分にあると思うが、何せチェックを入れる私の予定が不確定であるので、早め早めに進めておくことは好ましいことである。
年末年始に集中して原稿を見ようと思っている。
結局年末年始もゆっくりできない。

3年生のBチームも年末年始なく、動物の世話がある。
お正月休みも取らせずに実験をさせるとは、なんとも非情なゼミである。
気分的に苦しいと思うが是非乗り切ってほしいと思う。
自分も学生時代、盆も正月もなく、動物の世話をしてきた。
生き物を扱うのにはたいへんな苦労がかかる。
今はつらいが、あとになったらよい思い出となって残る。

12月24日 (日)    クリスマスイヴ

12月24日のタイトルを考えたとき、こうしておくのが無難なところだろう。

朝はいつものように早起きをしたが、忘年会に出かけた長男がまだ帰っていなかったので、部屋の掃除をしたり、年賀状を書き始めたりして待っていたら、7時30分頃、ご機嫌で帰ってきた。
お土産だといって、ワインを一本持ってきた。
なかなか親のご機嫌を取るのが上手になった。

月初めに注文しておいたスーツを受け取るために、デパートの開店時刻に合わせて家を出発。
到着したら、開店早々というのに、店内はごった返していて、あちこちでクリスマスのオードブルやらケーキを売っている。

その後研究室へ。
今日は誰も来ないので、卒論の原稿を落ち着いてみることができる。
とはいうものの、これには相当なエネルギーが必要である。

今年1年の実験の総決算といってよいのだが、細かいデータは忘れている部分が多く、まとめられたものを見て、いろいろと考えてみる。
原稿の表現には稚拙なところがあったり、ミスがあったりするので、真剣になって見ていく。
1章分を見終わるごとにコーヒーを飲んだり、紅茶を飲んだり、お菓子を食べたりして気分転換をする。
それでも一度に見るのには限界がある。

何とか、キリのよいところまでチェックを終えて、早めに家に帰った。
以前より、別府の花火を見に行こうと思っていたからである。

家に帰って年賀状の続きを書いていたら、そこそこ時間がたってしまい、そろそろ出かけようかと思った頃、テレビのニュースで別府の花火の話題を取り上げていた。

昨日と今日とあわせて10万人だか20万人だかの人が繰り出すという。
屋台には長い行列ができているという。

それを聞いたら急に出かける気が失せてしまった。
この寒いのに、わざわざ人の多いところに出かけて、ごはんを食べるのに行列に並ぶのも何だし・・・。
明日は出張に出かける予定もあるし・・・。

結局家でゆっくりしようということになって、デパートに行って、食べ物を買ってきた。
お酒だけはよいものを飲もうかと思って、秘蔵のものを冷蔵庫から引っ張り出してきた。

クリスマスイヴだからといってとりたてて楽しいことをしたわけでもなく、普通の休日だった。
ゆっくり疲れを取る時間を持てることが最高のクリスマスプレゼントのような気がする。

12月23日 (土)    年の瀬

今日は朝から研究室に出てきて、3年生と実験の打ち合わせ、続いて、来客があり、共同研究の打ち合わせをした。午後からは4年生が書いてきた卒論原稿のチェックをした。
研究室にいると、今年も残り少なくなってきたといった実感は乏しい。
しかし、来週は講義がないので、冬休みに入るという自覚はある。
まだまだやらなければならないことがいーーーっぱい残っている。

今日は祝日でもあるし、夕方早めに切り上げて、街に出てみた。
木々に飾られたイルミネーションがきらびやかで、なんとも暖かい気持ちにしてくれる。
冬の風物詩と言ってもよいだろう。
もっとも、あれは木にとってはきわめて具合の悪いものらしい。
木には気の毒なことである。なんだか申し訳ないような気がする。

デパートはいつものように各フロアをパトロール。
特に地下1階の食品フロアは念入りに行った。

豪勢なオードブルがあちこちで売られていた。
そういえば、明日はクリスマスイブである。
日々の暮らしに流されていると、そのことすら気に留めずに毎日が過ぎていく。

クリスマスといっても、昔のようにプレゼントを何にしようかと考える楽しみがなくなってしまった。
それはそれでよいのであるが、クリスマスを実感できないことが少し寂しいような気もする。

ローストチキンだの、お寿司の盛り合わせだのを見ていたら、夕食にちょっと贅沢をしたい気になった。
家に帰って、この前いただいたワインとチーズを楽しむことにした。
売り場にあるたくさんのご馳走を尻目にフランスパンのみを調達する。

やはり赤ワインにはチーズ。
とてもおいしかった。
栄養学的にはあまりよい食事とは言いがたいが。

気がついたらというか知らない間にソファーでまどろんでいた。
至福のひと時を過ごした夜であった。

12月22日 (金)    猫の置物

今日は先週の金曜日のパターンと似ていて、朝8時から実験、午後は会議、夕方にも会議があった。
宴会がないことが先週とは異なっている。

夕方の会議は教養教育棟の会議室で行われたので、時間前にそちらに向かった。
教養教育棟の入り口の台の上に「猫の置物」と書いたプレートがあって、そこには猫の置物があった。

「あった」というより「いた」という方が正しいのかもしれない。
パッと見たとき、ずいぶん本物の猫に似ているなぁ。上手に作ったなぁと思っていたら、この置物が動いた。
驚いた。これは猫の置物ではなく、生の猫である。
自らそこにすわったのか、だれかがそこに置いたのかはわからないが、とにかく驚いた。

昔から犬より猫のほうが好きである。
子どもの頃、隣の家の人が飼っていた「シロ」という犬が飛び掛ってきて、とても怖い思いをしたのが今でもトラウマになっているのがその理由の一つ。
猫は気ままに生きているその態度に好感が持てることがその次の理由。
さらには、尻尾を立てて猫なで声をあげながら、すりすりと来るのがなんともかわいらしい。

12年前に、旦野原の家に引っ越した翌日、猫がやってきた。
白と茶色の猫でどこにでもいるようなやつであったが、とても愛想がよくて、人懐っこかった。

「魔女の宅急便」(だったと思う)に出てくる「ほーすけ」に似ていたので、この猫に「ほーすけ」という名前をつけてかわいがっていた。
小春日和の日にほーすけをひざの上に抱いて縁側で日向ぼっこをしていた頃がなつかしい。
その頃が今までの人生の中で一番幸せだったかもしれない。

12月21日 (木)    誕生日

今日は次男の20歳の誕生日である。
節目の歳であり、感慨もひとしおである。

彼は我が家の中で特異的な存在である。

まず、一家4人のうち、年上の兄弟を持つ人間は彼のみである。
すなわち、私と上の子は長男。家内は長女である。

次に、次男以外の3人は理系を専攻し、その方面の職業についているか、これから就こうとしているのだが、次男は文系の大学に進学した。

次男以外の3人の大学生生活は、自宅生であったが、彼は家を出て行って一人暮らしをしている。
冬休みには大分に「避寒」のために戻ってくるという。

ついでに関サバを食べたいらしい。
彼は昔、「サバ大臣」の異名をとり、中学校の夏休みの宿題で「関サバ」のレリーフを作ったほど関サバに入れ込んでいる。

彼は小さい頃から弁が立ち、かずかずの名言を残している。
私が特に気に入ったせりふはつぎのようなものである。

「ありがたい言葉は聞き辛いものなんや」

名言であると思っている。
親ばかである。

12月20日 (水)    出張

研究の打ち合わせのために、東京に出張した。
今回は、ホテルの贅沢をした。
いつもはビジネスホテルに泊まるのであるが、シティホテルにした。

部屋は広く、浴槽も大きく、バスタオルも大きく、ゆったりと過ごすことができた。
こういういい思いをするとくせになる。

無駄に疲れないようにするためには、このくらいの贅沢は許容範囲とするか。

12月19日 (火)    携帯電話

3限の授業をしているとき、学生の携帯電話が鳴った。
普通なら「こらっ!」と言ってたしなめるべきところであるが、思い出すことがあって自分で笑ってしまった。

まずは聞いた話。

ある学校の職員会議でのこと。
話題が紛糾して重苦しい雰囲気になってしまったとき、校長の携帯電話が鳴った。
校長の着メロは笑点のテーマソング。
「チャンチャラチャラチャラ、チャンチャン」
大爆笑になって場は一気に和み、そのあとの会議はスムーズに進んだそうだ。

次に自分の体験談。
12年も前のこと。
まだ携帯電話を持っている人が少なかったときの話。

教授会で議論が紛糾し、重い雰囲気が立ち込めている席で、携帯電話が鳴った。
着メロは、松田聖子の「Sweet Memories」

買ったばかりの携帯電話だったので、着信音をどうやって切ったらよいのか分からず、あたふたした。
周りからは失笑。

会議室の外へ出て、電話に出ると次男から。
「おとー、カップラーメン食べていい?」

あまりの用件にひっくりかえりそうになったが、日頃から火を使うときには親に言うんだよという教育が徹底していたことを再認識して「火に気をつけて食べなさいね」と言った。

この事件以来、特に入試のときに、
「監督者は携帯電話の電源を切ってください」という注意が入ると、視線がいっせいに私の元に集中する。
恥ずかしくて顔を上げられない。

12年も経っていい加減もう時効だろうと思っていたら、忘年会の日に、まだこのことを覚えている人がいて、この話題をぶり返された。

まいった。そろそろ忘れてください。

12月18日 (月)    今日は疲れた

162歳の大分旅行に2日間つきあった。
つきあったなどとえらそうに言っているが、自分自身もおいしいものを食べたし、ドライブもできて楽しいひと時を過ごすことができたので、162歳に感謝しなければならない。
たまにはこういう休みもよい。
しょっちゅうあっても困るが・・・。
財布がもたないからだ。

楽しい思いをするとそのつけも大きい。
今日は午前中2コマの講義をして、午後にも2コマの学生実験があった。

1コマ目は、休日のノリが持続していて、口も滑らかに授業が進んだが、2コマ目で力尽きた。
ハイペースで飛ばしすぎた。

学生実験の授業が始まる頃には疲労困憊。
学生に「先生、疲れてますね」と言われたくらいだから、相当顔に出ていたのであろう。

やはり週末の一日は疲労回復の時間にあてなくてはならない。
体がそれを求めている。

12月17日 (日)    162歳の大分旅行(2)

今回の162歳の旅行の大きな目的は、大分の美味しいものを食べてもらうということであった。
そのために、入念な準備をした。

大分に着いた15日の金曜日は杵築の「うれしの」。
鯛茶漬けであるが、空港から近いこともあって、夜大分に入る人を必ず連れて行くことにしている。
私は忘年会のために、一緒に食べることができなかったが、162歳は満足したらしい。

昨日土曜日は安心院に連れて行き、すっぽん料理。
162歳になるまで一度も食べたことがないとのことで、少し緊張していたようであったが、食べ始めたら、くせもなく、淡白な味わいが気に入ったようであった。

すっぽん料理を気に入った理由はもう一つあった。
翌朝起きたら肌のつやが違うのだという。
このことはいつも言われているし、私も経験しているので、納得した。

そして今日は佐賀関に連れて行き、関サバとふぐコース。
どちらも、家内が一度食べさせてやりたいと言っていたものである。

今日の関サバは近来になく美味であった。
こりこりとした歯ごたえ、甘みのある味。それにまったく生臭さを感じさせない。
162歳の箸はどんどん進んでいった。

次にふぐ。
これまた次々に出される料理に舌鼓をうち、162歳の箸はさらに進む。
この調子だと最後の雑炊に行き着く前にギブアップするのではと心配したが、何のことはない。
雑炊はお替りまでして食べていた。

大分の冬はそれほど見るべきところはないが、お魚がとても美味しい季節である。

12月16日 (土)    162歳の大分旅行(1)

昨日から家内の母とおばの二人が大分に遊びに来た。
二人合わせて162歳である。私の一家4人が寄ってたかってもこの歳には勝てない。
母は、足が痛いとか、耳が聞こえにくいなどと言っているが、2歳年上のおばはとてもその歳には見えぬほど元気である。

飛行機に乗るときに65歳以上の高齢者は優先搭乗サービスが受けられので、それを受けたのかと尋ねたら、「それは杖をつかなきゃ歩けない人の話だわ。」と一笑されてしまった。
怖ろしいほどの162歳のパワーである。

今日は家内は仕事があったので、3人で高崎山と海たまごに行った。
どちらも何年ぶりか思い出せないほど昔に行った記憶しかない。

高崎山にはケーブルカーがあって、エサ寄せ場まで運んでくれる。
足の悪い母にはとても助かった。

この夏に生まれた小猿がいっぱいいて、なんとも愛らしい。
まだまだ母親から離れない小猿もいれば、ひとりでブランコやジャングルジムで遊ぶ小猿がいて、本当に飽きがこない。

海たまごは新しくなってから初めて行った。
こちらもおもしろかった。
日頃魚屋さんの店頭に並べられている姿しか見たことのない魚が元気に泳いでいる。
太刀魚のきらびやかさには思わず見入ってしまった。

セイウチやイルカのショーも楽しかった。
いちばん楽しかったのは、「お魚にタッチしてみましょう」みたいなところにいたエイ。
私たちが横に歩いていくと、水槽にぴちゃぴちゃと体を打ちつけながら一緒についてくる。

全部見終わった後の感想を一言で言うと、
「どれもこれも新鮮で美味しそう」

なんとも食い意地が張っているというか、卑しいというか・・・。

12月15日 (金)    忘年会

今日、教育福祉科学部の忘年会があった。
教職員が一同に会しての年に一度のお楽しみである。

今年はバスを仕立てて臼杵まで行き、ふぐのコース料理を堪能した。
ずいぶん贅沢な忘年会だ。
臼杵のふぐは知る人ぞ知るといった美味のものを食べさせてくれる。
さらに加えて、臼杵の中でも特に有名なお店での忘年会だった。

至福のひと時であった。
ふぐは何度食べてもおいしいと思う。
ただし、大分県で食べなければならない。
中でも今回はひれ酒が特に美味であった。
おかげで酔いが回るのが早かった。

宴会では、いろいろな人の意外な素顔が分かったりして面白い。
歌のうまい人、お酌に回って気配りの上手な人、笑い声がとても楽しい人などなど。

私はひと時も自分の席を離れず、ひたすら食べて飲んで料理を堪能する不良参加者。

幹事を務めてくださった係の方に感謝します。
また来年も楽しい忘年会を企画してくださいね。

12月14日 (木)    今日の一日

今日は特に話題もないので、過ごした一日のことを書く。

午前中は久しぶりに決まった予定が入っていなかった。
溜まっていたメールの返事を書いたり、動物室の様子を見に行ったり、ごそごそしていたら、あっという間にお昼になってしまった。
何となく不完全燃焼の時間を過ごした。

午後からは動物実験。
3年生Aチームだけで行う初めての実験である。
さすがにこれまで練習してきたおかげで、きわめてスムーズに進んだ。

予定通りの時刻に終了し、医学部へ廃棄物を持っていく。
雨が降っていて見通しが悪く、3回もぶつかりそうになった。

夕方、一息入れてから、データのチェック。
よい効果を期待させるような結果が出ている。
分析結果が楽しみである。

その後、原稿のチェック。
やはり少し疲れた。

今日は家に帰ったら、風呂にゆっくりつかってぐっすり寝ようと思う。

明日は朝8時から実験。
午後は会議。
夕方来客。
夜は忘年会。

12月13日 (水)    元気の理由

先週1週間はなんとも疲れていて、精彩の上がらない週だったが、今週は元気である。
授業はいつもの通りにあったのだが、それほど疲れなかった。

余裕があるのかといえばそうでもない。
あいかわらずやらなければならないことは山積みされ、メールや電話で問い合わせやら、面会の申し込みがあって、どんどん手帳がうまっていく。

元気でいられる理由を考えてみるとおよそ次のようなことがある。
1.先週土曜日に朝寝をして、その後もごろごろし、夜は早く寝た。
2.疲労した体に効くという漢方薬を飲み始めて2週間ほど経った。
3.アメリカで買ってきた元気が出るというサプリメントを飲み始めて1ヶ月ほど経った。
4.冬休みが近い。
5.飲酒量が減った。

もっとも可能性のある要因は「1」であると推測される。

12月12日 (火)    乗車マナー

JRで通勤していて苦々しく思うことがある。
乗車マナーの悪さである。
いくつかある。

夜、大分駅に到着した列車が、そのまま折り返しで出て行くことがある。
その列車がホームに着くと、列車のドアの外には、乗る人が立ちはだかっていて、降りるのが大変である。
降りる人がまだいるのに乗り込んでくる人がいる。
一度、あまりに腹に据えかねて、「降りるまで待ちなさい」とたしなめたことがあったが、効果はなかった。

携帯電話で大声でしゃべっている人がいる。
中年の婦人に目立つ。

床に座っている人がいる。
降りるときに踏みつけそうでこわい。
JRもこのことを苦々しく思っているのだろう。
ある駅を出発すると、
「床への座り込みは他のお客様のご迷惑になりますのでおやめください」という案内放送が入る。

結局のところ、みんな座席に座りたいのだろうと思うが、最低限のマナーを守ってもらえないだろうか。
まさかこんなことを大学で教育するわけにもいかないし・・・。

12月11日 (月)    ジーンズ

最近、甘いものを食べ過ぎるせいかなんだか分からないが、体型が変化したように感じる。
なんとなくお腹が出てきたような気がする。

これは一大事である。
お気に入りのジーンズが穿けなくなったらどうしよう。
お気に入りのジーンズは、お腹にもお尻にも太ももにも脛にもぴったりとフィットして、丈の長さもちょうどよく、色落ちも抜群のものである。
長年穿き続けて、自分の体にぴったりとフィットするようになった。

ここ最近は、次のお気に入りを作るべく、別のジーンズに足を通すことが多い。
一番のお気に入りとはしばらくご無沙汰している。

昨日、久しぶりに引っ張り出してきて恐る恐る穿いてみた。
案の定、トップボタンを留めるのに相当苦労した。

あぁ、やっぱり体型が変わったのか。
ショックを受けたものの、何とか足が通ったので、そのまま穿いていた。
すると時間とともに、だんだん体になじんできた。

このジーンズは体型に応じて形状を変えてくれるのではないかと思う。
しかしそれに甘えて体型の変化を肯定してはいけない。
甘いものもほどほどにしようと改めて思う。

12月10日 (日)    甘いもの

最近、夕方になると、お菓子が食べたくて仕方がなくなる。
それもスナック菓子ではなく、甘いお菓子である。
脳天をぶち抜くような甘いやつが特によい。

冷蔵庫に手が伸びる。
そこにはチョコレートが入っている。
今日はどのチョコレートにしようかなと迷う。
迷うほど多くの種類のものが入っている。
チョコレートを食べるとまた元気が復活して仕事が進む。

食べ過ぎて体脂肪率が上昇しないように注意しよう。

12月9日 (土)    手帳

先月の出張に出かけたときになくしたと思っていた手帳が出てきた。
先月の出張に出かけたときに持っていったかばんの奥のほうから出てきた。

あんた!どこに行っていたの?!
思わず手帳に語りかけた。

小さな子どもが、どこかに遊びに行って、夜遅くなってもなかなか帰らず、心配していたところに、息を切らして帰ってきたときのような感じである。

でも出てきて本当によかった。
11ヶ月分の記録が戻ってきた。
なくしたと思ってから今日までのこの3週間弱の記録を書くことにしよう。
時間はかかるが、それもまた楽しいこと。

12月8日 (金)    研究打ち合わせ

今進めているプロジェクトの中で、調べたいことが出てきたので、その内容を調べるために、ある企業を訪問した。

先週、あらかじめ電話をして、尋ねたい内容の概略を伝えておいた。
約束の時間に訪ねると、応接室に通された。
そこにはプロジェクタが準備されており、私がまず尋ねたかったことについて、担当の方はパワーポイントの資料に基づいて詳しい説明をしてくださった。

質疑応答が終わって、次に尋ねたかったことについて、同様にパワーポイントの資料に基づいて説明をしてくださった。

おかげで、とても有意義なディスカッションができた。

私のためにわざわざ準備をしてくださっていたことがとてもうれしかった。
同時に、物事の教えを乞う際には、あらかじめ何を聞きたいのかを相手に伝えておくことが重要だということを再認識した。

この企業の製品は大分ではあまりお目にかからないが、大きな都市ではよく目に留まる。
商品の機能性を謳うことにも長けている。
これからもこの会社は伸びていくのだろうなと、打ち合わせを終えた後に思った。

12月7日 (木)    夏の思い出

師走に入って寒くなった。
しかし、大分大学前駅の線路際には、まだひまわりの花が咲いている。
まだ夏が残っているような気がする。
列車を待つ間にひまわりを見ていると、この夏のことを思い出す。

今年の夏は大変な夏だった。
父親が入院・手術をしたのである。このことは前にも少し触れた。

あの頃、いろいろなことを考えた。
考えることにひとつも良いことはなく、悪いほうへ悪いほうへと思考回路が動いていった。

夢中になって過ごした夏。
家族のありがたさを感じた夏。
今となってはなんだか懐かしい。
ひまわりが枯れたら夏の思い出も消えてしまうのだろうか。
それもなんだかさびしい。

12月6日 (水)    適職診断

3年生の就職活動の一助になればと思い、雇用・能力開発機構に行った。
「適職診断」すなわち、自分がどのような職業に向いているかを診断してもらうのである。
担当の係の人が面接をして「あなたにはこれが向いていますよ」とアドバイスをくれるのではなく、コンピュータによる診断である。
コンピュータの問いに答えていけば、診断が下される。

「診断の間待っているのも退屈でしょうから、先生も一緒にいかがですか」とのお誘いを受けて私もやってみることにした。

能力評価から始まって、職業興味、希望する職種などを聞かれ、最終的に、あなたにはこのような職種が適していますよという結果が出てくる。

やってみると、能力・興味といったものは、今やっている仕事そのものに当てはまることばかりなので、結局のところ、今の仕事を続けていくことが最もよいということがわかった。

この仕事、辛いこともあるが、贅沢な悩みなのであろう。
これからも毎日精進していくしかない。

最後に希望する職種を入れると、最終的な結果として、あなたが興味も持てて能力も発揮できる仕事はこれです!というのが出てくるのであるが、これを見て笑ってしまった。

「鉄道運転計画・運行管理事務」

これ、本当にやってみたい。

12月5日 (火)    学生の笑顔

立って話して板書して・・・。
講義は結構エネルギーを使う仕事である。
血中アドレナリン濃度をぐっと高めて、ある程度のテンションを維持しないとやっていけない。

講義の途中でどっと疲れが出て、大げさだが倒れそうになることもある。
そんなときに、学生の笑顔を見るとホッとする。

講義の中で、ちょっとしたどうでもよい話とか、講義の内容に関連したこぼれ話などをしたときに、これに反応して、「くすっ」と笑ってくれると、
「あぁ、ちゃんと聞いてくれているんだなぁ」と思って、またエネルギーが沸いてくる。

そのあとの話も滑らかに進む。
講義が終わったときの疲れ方もずいぶんと違う。

この笑顔が見たくて講義をやっているのかもしれない。

12月4日 (月)    指先の感覚

今日は午前中2コマ、午後2コマの合計4コマの授業があったのでくたびれた。
疲れたときの話題はどうしても暗いものになる。
今日の話題も暗い。

昨年の冬頃から指先の感覚がおかしい。
ものがうまくつまめない。

まずそのことを感じるのは、落とした硬貨を拾うときである。
なかなか指先に引っかからなくて苦労する。

次に感じるのは、プリントを配るときである。
一枚一枚うまくめくれない。
昔、中学校や高校で、年配の先生が生徒にプリントを配るとき、指先をペロッとなめてから紙を数えていて、不愉快な思いをしたものだが、今ではとても共感できる。

次に感じるのは、お菓子の小袋などを破ることができないときである。
力が入らないのである。

さらに感じるのは、字を書くときである。
とてもへたくそになったと思う。
文字がばらばらでくにゃくにゃ。ペンをうまくつかめないのだろう。
若い頃、年配の人はどうして読みにくい字を書くのだろうと思っていたが、今は自分が読めない字を書いている。

最近、腕の筋肉が落ちて重いものがもてなくなりつつあるが、指の筋肉も落ちてしまったのだろうか。
これも老化現象の一つか・・・・。

12月3日 (日)    列車通勤

通勤は自家用車ではなく、JRを利用している。
時間はかかるが、調子がよい。

往復で40分歩くので、運動代わりになる。
列車に乗っている間は、本を読んだり、考え事をしたり、まどろんだりと気分次第に過ごすことができる。
外の景色を見ていると季節の移り変わりを感じることができる。

帰りたいと思ったときに、すぐ帰れないことがあるのが玉に瑕であるが、少し待てばよい。

なんとなく毎日旅行をしているような気分になれるのがこれまたよい。

12月2日 (土)    買い物

午前中、研修会の仕事を済ませ、街でランチを食べてから、買い物に出かけることにした。

行きつけのお店でペットボトルのお茶を8本と、缶酎ハイ9本を買う。

旦野原でお世話になっているKAさん宅にご挨拶。
おみやげにと車に載りきらないほどの野菜をいただいた。
どれも新鮮でおいしそう。今日の夕食は鍋に決定!

この野菜をおすそわけにと、KEさん宅を訪問するも、おそらくトリニータの応援に出かけていて不在。
続いてのおすそわけに、NAさん宅を訪問。お休み中のところを起こしてしまい、恐縮。

車にガソリンを入れて、ショッピングモールへ。
日替り限定でイージーオーダーのスーツが出ていたので、購入。

このあたりから財布の感覚がおかしくなってきた。

食品フロアに行くと、おいしそうなものをいっぱい売っている。
とりわけ惹かれたのがお菓子である。
お菓子は日々の生活の中で、ほっと一息つくのにもってこいのアイテムだ。

「本日限り」。このポップに弱い。
あれもこれもと欲しいものをかごいっぱいに入れてしまう。
さらには日頃は絶対に飲まないような高級ビールだとか、珍しいお酒などなど。
財布のことなどすっかり忘れている。

キャッシャーで勘定をしたらあまりの金額の大きさに驚いた。
こういうストレス解消の方法もたまにはありとするか。

12月1日 (金)    日記

つれづれ日記を書き始めてから一月が経った。
よく続いていると思う。
11月はたまたま話題が多い月であった。
これから先、いつまで続くか全く見通しがない。
そのうちに、毎日書かなくて週に1回くらいのペースになるかもしれない。

しかし、これを始めてよかったなぁと思っている。

日頃は時間がなくて、学生に伝えたいことを話す機会が少ない。
それを日記というメッセージで送るということができる。

それに意外にたくさんの人が見てくれている。

この前ドブに落ちたときのことを書いたら、多くの人が心配をしてくれた。
ありがたいことである。
ちなみに、ドブに落ちて強打した左ひざは未だに痛む・・・。

11月30日 (木)    実験

3年生の卒業研究が本格的に始まった。
今年はゼミ生が6人なので、これを3つのグループに分けることにした。
AチームとBチームは動物実験。そしてCチームは魚の実験である。

AチームとBチームは、今日、実験飼料の作製をおこなった。
飼料を作ることは、実験を行う中でかなり重要な位置を占める。
これを間違えたら元も子もなくなる。
慎重な作業が要求される。

遅くまでかかったようだが、トラブルもなく終わったようで一安心だ。
4年生が適切なフォローをしてくれたのだろう。
4年生は、やりがいのあることも、辛いことも、段取りよく進めることも知っている。
今日の作業を通してこれらのことが伝わってくれればなと思う。

私は打ち合わせのため出かけた。
Cチームの研究をスムーズに進めるための打ち合わせである。
Cチームは今週月曜日、私がいない中で、工学部に実験方法を学びに行った。

様子はどうだった?と昨日のブリーフィングで尋ねたら、「よくわかりました」とのこと。
こちらも頼もしい。

実験は学生と私との共同作業。
的確な指示を出し、確実に実施することで完成する。

幸先順調。
これからもこの調子で。

11月29日 (水)    疲れた

昨日はハードな一日だった。
講義を2コマやり、その間にゼミのブリーフィング。
講義が終わってから実験という具合である。

講義だけでもぐったりしてしまうことに加えて、時間のかかるそしてミスの許されない実験である。
一日の仕事が終わった後は精神的にも肉体的にも疲れた。

そして今日。
一晩寝ても疲れがとれなかった。
久しぶりにへんな夢をいっぱい見たおかげで、熟睡感がなかった。
最悪である。

午前中、研究打ち合わせに出向いたが、重要なところは何とか詰めることができた。
昼食をかねて外部の会議。これは聞いていることが多く、比較的楽に終わった。
午後は大学主催の研修会に参加。
もう少し突っ込んだ議論がほしいなと思ったものの、得るところがあった研修会であった。

ちょうど研修会が終わったころ、家から電話があった。
今日は早く帰ってゆっくりしたらどうか、と。

それもイイナと思って早めに家に帰った。
久しぶりに充実した夕食を済ませて、のんびりしようと思っていたら、横から何のかんのといろいろ話しかけてくる。
「今日はテンションがおちているから」と言って、勘弁してもらった。

今日は早く帰ってゆっくりしたらどうか の真の意味は 今日は私をかまいなさい という意味だということに気がついたら、余計に疲れが出た。

今度、疲れていないときに取り合いますので、どうか本日はご容赦ください。

11月28日 (火)    実験

4週間前とほぼ同じ内容の実験をした。
4年生にとってはおそらく最後の実験になる。
3年生への引継ぎもかねて行った。

4年生はてきぱきと実験を行うと共に、3年生にきっちりと引き継ぐことができた。
本当に頼もしく成長したことがとてもうれしい。

3年生は、4年生の言うことを一言も聞き逃すまい、やり方を覚えるのだ、という気持ちがひしひしと伝わってきたことがうれしい。

何よりすばらしいと思ったのは、4年生、3年生全員のチームワークのよさだ。

4年生には卒論の仕上げまであと少し頑張って欲しいと思う。
3年生には初心を忘れずにこれからの実験を進めていって欲しいと思う。

みんな今日はお疲れ様でした。

11月27日 (月)    老眼と近眼

今回のプサンツァーは特にあてもなく、卒業生のみんなと一緒に楽しい時を過ごし、おいしいものを食べられればそれでよいと思っていた。

誰かが、「メガネを作ってみようと思うんです」と言った言葉に惹かれて、私もメガネを作ることにした。韓国でメガネを作ると安いと聞いていたが確かに安い。

最近は遠いところも見にくいし、小さな文字も見にくくなっている。
老眼と近眼が両方出ているのであろう。

遠近両用のメガネを作ってもらおうとしたが、以外に値段が高かったので却下。
近眼用のメガネと老眼用のメガネの2種類を作ることにした。

出来上がってみると、どちらもきわめて調子がよい。
近眼用のメガネをかけると、遠くの文字がはっきりと見える。
老眼用のメガネをかけると、小さな文字がはっきりと見える。

しかし、問題があることに気がついた。
近眼用のメガネをかけると、小さな文字は今までより見にくい。
老眼用のメガネをかけると、遠くの景色は今までよりぼける。

よく、近眼の人は老眼になるのが遅いと言うが、それは間違いである。
近眼に老眼が入ると、遠くのものも近くのものも、どっちも見えない。
メガネもひとつでは足らず、TPOに応じていくつか用意しなければならない。

またひとつ老化現象を感じる羽目に陥ってしまった。

11月26日 (日)    プサンの休日

卒業生(11生)が誘ってくれて、週末に1泊2日でプサンに行った。
私を含めて9人のツァーである。

みんな卒業して4年目となるのに、ちっとも変わっていない。
社会に出て4年目。いろいろと辛いこともいっぱいあろうと思うのに、このメンバーが集まると学生時代そのままである。

学生には、いつも、「大学時代の友人は一生の宝物だから大切にしなさい」と言っているが、この学年は特に結びつきが強いので、うれしくなる。

瀧口さんは、今回のツァーを立案、お世話をしてくれた。ありがとう。
冨岡さんはこのツァーのためにわざわざ長野から出てきてくれた。ありがとう。
もっちーのわがまま散策に付き合ってくれたみんな。ありがとう。

こうして卒業しても私のことを気にかけてくれることがとてもうれしい。
教員冥利に尽きる。
また行ければなと思う。

11月25日 (土)    ドブ

ひどい目に遭った。
ドブに落ちたのである。

昨夜、携帯をいじりながら歩いていたら、予期せずして急にドブに落ちた。
左ひざを強打し、右手をすりむいた。
とても痛かった。

カッターシャツは破れ、靴も相当なダメージを受けた。
頭を打たなかったのは不幸中の幸いだったが、かなり深いドブだったので、思い出してもぞっとする。

よく携帯をいじりながら歩いている人や自転車に乗っている人を見かけるが、これは危ない。
しかし、こちらからよけることができるので、事故にはならない。

昔、「上を向いて歩こう」という歌があったが納得できない。
下を見て歩かないとドブに落ちてひどい目に遭う。

11月24日 (金)    誕生日

またまた誕生日の話題。

今日は父親の誕生日である。
77歳になった。喜寿である。

今年の夏は、病を得て、お腹を40cmも切る大手術をした。
ついでに前から気になっていた症状を緩和するための手術をした。
都合2回の手術を受けた。

以前のような調子を取り戻すのにはまだ時間が必要であるが、元気な毎日である。

昔から母親のからだが弱かったこともあって、父親が家事をやったりしていた。
母親の具合が思わしくなくて、ご機嫌の悪いことも目の当たりにしてきた。
子育てに関しても自分の方針を貫いてきた。
仕事に関する考え方も。

今、自分自身が仕事のことや子育てのことについて考えてみると、父親の影響を強く受けてきたことがよく分かる。
親の影響はそれほどまでに大きい。

まだまだ習いたいことはたくさんある。

11月23日 (木)    手帳

手帳をなくしてしまった。
結構な痛手である。

3冊持っているうちの一つである。

1冊目の手帳はシステム手帳で、これで時間とお金の管理をしている。
もしこれをなくしたら、復旧するまで人生がストップしてしまうほどの貴重なものである。
幸いにして、これまで、この手帳にトラブルがあったことは一度もない。

2冊目の手帳は携帯用で、時間と重要情報のバックアップの任務を持つ。
もしこれをなくしたら、重要な情報が漏れることになり、人生を一部軌道修正しなければならないほどの貴重なものである。

そして3冊目。これをなくしてしまった。
この手帳は日記である。
主としてその日にどんなお酒を飲んだかを書いてあるのだが、その日にあった出来事も書いてあるので、ときどき読み直してはライフスタイルの修正をしている。

約11ヵ月分の記録が消えてしまった。
この11ヶ月が何もなかったのような気分である。

残念でそして悔しくてたまらない。

11月22日 (水)    手帳

来年の手帳を準備する時期である。
20年以上仕事と共に過ごしてきたシステム手帳は、すでに来年の予定も書き込まれており、準備万端。
プライベートで使う手帳を決める時期である。

ミスタードーナツの手帳を結構気に入っている。
この時期になると、ポイントカードを集めてもらうことになる。

今度の手帳はどんな様子かと思ってショップに立ち寄って見本を見たら、どうしてもほしくなった。

ショップに行って「手帳を1冊ください」と言っても売ってくれない。
ドーナツを買い、ポイントカードを集めなければならない。
すなわち、手帳が欲しいために、食べたくないドーナツを買わなければならないということである。

本末転倒である。

その本末転倒をやってしまった。

2日続けてドーナツ攻撃。
家人からは非難の雨あられ。

11月21日 (火)    ベビー服

知人にお子さんが誕生したというので、ささやかなお祝いとしてベビー服を贈ることにした。
デパートのベビー用品売り場に足を運ぶのも20年ぶりくらいである。

昔はベビー服といえばミキハウスが定番であったのが、今では、大人のブランドのベビー服がたくさんある。
どれにしようか迷ったが、結局自分が気に入っているラルフローレンの服にすることにした。

よく見ると、デザインも、製造会社も、値段も大人のものと全く同じである。
ただサイズを小さくしただけである。

どれにしようかといろいろと物色していたら結構はまってしまい、自分でも欲しくなった。
ペアルックといえば、カップルがするものだと相場が決まっていたが、おじぃちゃんと孫のペアルックというのもよいかもしれない。
そう思ったのだ。

孫が生まれたら絶対にペアルックにするぞ!と決意した。
くだらぬ決意ではあるが・・・。
その時は家内と孫の親も巻き込んで、3世代でペアルックにしてやるつもりだ。

11月20日 (月)    チャングムの誓い 

先週の土曜日に、「チャングムの誓い」が最終回になった。
1年近くやっていたことになる。
テレビ嫌いな私がめずらしくはまった番組である。

主役のイ・ヨンエさんがかわいいからだとか、チェ尚宮が美人だからとか、ヨンセンがかわいいからだとか、ミン尚宮のキャラがかわいいとか、そういう不純な理由ではない。

前半の料理を題材にしたストーリーが面白かったからである。

後半は医術の話になって、人間関係もどろどろしてしまい、興味をそがれた。
しかし最終回まで見てしまった。
テレビで見損なったところはDVD を借りてきて見た。

テレビを見るだけでは飽き足らずに、この3月には韓国の「大長今テーマパーク」にまで足を運んだ。
思い起こしてみると次のような旅行であった。

家内の仕事が16時に終わったので、職場まで迎えに行き、その足で福岡空港へ。
ソウルに到着したのが23時。ホテル到着が24時。
翌日は昌徳宮の見学と買い物とグルメ。
その次の日に「大長今テーマパーク」へ行き、買い物とグルメ。
最終日は朝3時半に起きて4時半にホテルを出発。
8時発の飛行機で9時半福岡空港着。
大分に戻り、その足でそれぞれの職場へ行って仕事。

つい最近もこれに似たようなパターンの日があったような気がする。

11月19日 (日)    のんびりした一日

朝から雨だった。
出かけるのも億劫になって、日頃できない家の仕事をすることにした。

1.喪中はがきの宛名書きと郵便局への差出。
4月に家内の祖母が急逝したためである。
家内との共通の関わりのある人にだけ出したので、わずか50枚。
自分自身にのみ関わりのある人には年賀状を出すことにする。
こちらは130枚を予定。

2.ベランダの掃除
大きな通りに面しているので、排気ガスの汚れがすぐにたまる。
ジェット水流でベランダと網戸を洗ったら、真っ黒な水が流れた。
その割にはきれいになったという実感がいまひとつだった。

3.郵便物の整理
アメリカに行ったり、忙しかったりと、11月にはいってから郵便物が山積みであった。
ひとつひとつ封を開けて必要なものと廃棄するものに分けた。
ほとんどのものが廃棄処分になった。

4.街への散歩
夕方雨が上がったので、北海道物産展に行った。
どれもこれもおいしそうでおもわず手が出そうなものがたくさんあった。
しかし結局何も買わずに帰ってきた。

こういう休みの日もいいなぁ。

11月18日 (土)    休日

久しぶりに普通の(?)休日だった。
午前中は県北にドライブがてら酒屋めぐりをした。
3ヶ月に一度くらいのいつものコースである。

山の紅葉がそろそろ見ごろで、櫨の木はきれいに赤く色づいていた。
季節の変化を感じる。

農産物直売所にも立ち寄る。
いつものところである。
今日は数多くの種類の野菜が並べられていた。
値段も安く、抱えきれないほどのものを買い込んだ。

午後は研究室。
講義の準備をする。
いつものパターンである。

年末まで何回講義があるかを数えてみた。
まだまだたくさんあるような気がするが、あっと言う間に過ぎるのだろう。

11月17日 (金)    予防接種

昨日、インフルエンザの予防接種を受けた。
結構痛かった。まだ腕が痛む。
今朝起きたら頭痛がしてひどく体調が悪い。
よほど休もうかと思ったくらいである。

研究室にやってきて机の上を見たら、「予防接種を受けた後の注意」の紙があった。
昨日は忙しくて読む暇がなかったのだ。

「大量の飲酒は避けてください」
昨日は宴会で大酒を飲んだ。

「入浴は通常通り行ってもかまいません」
昨日はいつも以上にゆーっくり風呂に浸かり、湯船の中で寝てしまって、気がついたらのぼせていた。

「24時間以内に頭痛が起こることがあります」

注意書きはよく読んできちんと守らなければならない。

11月16日 (木)    ボジョレ・ヌーボー

毎年11月の第3木曜日はボジョレ・ヌーボーの解禁日である。
新しいワインが飲めるかと思うと心が躍る。
躍ったというほうが正しいかもしれない。

最近は以前ほど興味がなくなった。
少し前までは、この日を待ち構えて1本買い求め、その日の晩に飲んでいたものである。

興味がなくなった理由はよくわからない。
しかし、全く興味がなくなってしまったわけではないので、夕方デパートに行ってみた。
多くのお客さんが集まっていて試飲もできる。

試飲をしてみた。
確かにフレッシュでそれなりにおいしい。
しかし、結局買い求めなかった。

値段が高いのである。

最近興味がなくなった理由はここにあるのかもしれない。

11月15日 (水)     テレビ

およそ10年ぶりくらいに思い切ってテレビを買った。
42型のプラズマテレビである。
地上デジタル波が始まることが一つのきっかけであったが、真のきっかけは他にある。

最近テレビの文字が見えないのである。
今まで見ていたテレビは、ノーパのディスプレイより小さい14型。
目が悪くなったせいだ。

新しいテレビに替えたら、どの部屋からも満足に見ることができる。
音も良い。

次男が電話の向こうで言った。
「10年前はテレビは諸悪の根源だと言っていたのに、気でも触れたのか?」

気が狂ったのかもしれない。

11月14日 (火)    授業

大学教員として最も力を入れてしなければならない仕事は授業であろう。
その授業がここ最近不完全燃焼である。
やっていても満足感や達成感がもてない。

本当に学生のためになる話題を提供しているのだろうか。
本当に学生の興味に応えられる話題を提供しているのだろうか。

最近は全く自信がない。
そのせいか、講義が終わった後はどっと疲れる。

11月13日 (月)    誕生日 

11月は誕生日ラッシュである。

昨日12日は母親の誕生日であった。
76歳になる。
よくもここまで生きてくれていたものだと思う。
思い起こせば、母は若いころから体が弱く、いつも具合が悪いとぼやく毎日であった。

昨日お祝いの電話をした。
相変わらず、心臓が苦しいだの便通の具合が悪いだのという話しかしない。
しかし、会話は十分にできる。言っていることはまともである。
それだけでうれしい。

今年は12日の誕生日を祝う対象が一人増えた。
長男の彼女である。
20歳の誕生日。
おめでとう。

髪の毛を染めたりせず、ピアスもせず、両親のことを「父、母」と言う。
それだけでうれしい。

11月12日 (日)     着陸態勢

飛行機に乗ってもうすぐ着陸というころになると次のような案内放送が流れる。

皆様、着陸態勢に入りました。シートベルトは緩みのないようにしっかりとお締めください。
座席のリクライニングとテーブルを元の位置にお戻しください。
パーソナルコンピューター、CD、MDプレイヤーなどの電子機器類の電源をお切りください。
・・・・・・・・・・・・

この放送を聴くといつも「着陸態勢」ということばに緊張する。
なんだか「戦闘態勢」に入ったような気がする。
ずいぶん攻撃的なことばだなぁと思う。
放送と共に飛行機が揺れようものなら、手に汗を握り、心臓の鼓動が速くなる。

皆様、まもなく着陸いたします。
とか
皆様、当機は着陸の準備に入ります。
とか、
もう少し優しい言葉を使ってもらえないのだろうか。
そうすれば安心していられるのに・・・。

それとも、座席のリクライニングを戻さなかったり、電子機器の電源を切らない横着な客を脅かすために、わざと怖ろしいことばを使っているのだろうか。

11月11日 (土)     エコノミークラス

今回のフライトは全日空を利用した。
日本のキャリアの方が何かと安心だからである。

この学会でいつも一緒になるある先生は、ご自身の体のことを考え、自費でビジネスクラスにアップグレードして飛行機に乗っている。
私もそうしたいと思いつつ、なんとなくできなくて、結局もっとも安いエコノミークラスに乗る。

今回もエコノミーにした。
飛行機に乗って改めて驚いた。
1.ビジネスクラスはほぼ満席なのにエコノミーはガラガラ。
2.座席は本当に狭い。

これは本当にお金がない人が乗る席だと思った。
フェリーの座席でもいくつかの等級があるが、もっとも安い2等でももう少し広い場所が確保できる。

今、「エコノミークラス症候群を予防する飲料の開発」という研究テーマでプロジェクトを走らせている。何としても製品化にこぎつけたいという気もちになった。

11月10日 (金)     浅はかな考え

外国に行っての楽しみの一つにおいしいものを食べるということがある。
しかし残念ながら、アメリカにはその楽しみはほとんどないといってよい。

今回は学会が行われたホテルに宿泊したので、食事もそのホテルで済ませることが多かった。
夜は食べ放題の「Buffet」に3回行った。

せっかくアメリカに行ったのならおいしいビーフを食べなければ損だという貧乏人の浅はかな考えで、ローストビーフを皿に盛ってくると、一枚食べただけで腹いっぱいになる。
15ドル、1800円も払っているのにローストビーフ一枚だけでは元がひけないという貧乏人の浅はかな考えで、2枚目の皿にピザやらサーモンやらをのせてくる。
野菜も食べなくてはとの貧乏人の浅はかな考えで、3枚目の皿を出動させる。
貧乏人の浅はかな考えで、デザートのケーキも食べたいからと4皿目も登場する。

食べ終わってふと気がつくと、お腹の中に鉛が入ったような気分になっている。
日本から持っていった胃薬をいつもの2倍飲んでもおさまらない。
一晩中苦しい思いをする。貧乏人の浅はかな考えは2度と起こすまいと心に誓う。

しかし貧乏人の浅はかな考えで、同じことを3回繰り返した。

大人料金と子ども料金があったが、日本人料金を設定すべきである。
貧乏人の浅はかな考えでそう思う。

11月9日 (木)     Marriage Center

セッションの間の休憩時間に千々松さんとダウンタウンの散策に行った。
学会会場から5分ほど歩けば町の中心である。
町の中心と言ってもこれといって何かがあるわけでもない。
町並みの様子や古い建物などを見るくらいのものである。

突然トイレに行きたくなった。
目の前の建物で借りようと思ってドアを開けたら、そこは博物館か何かで、「Ticket」と書いたブースがあった。
やむなくトイレを借りるのを断念した。

続いて向かい側の建物に行った。
そこには「Marriage Center」と書いてあった。
かわった役所があるものだと思iいつつ中に入ろうとしたら、看板が目に留まった。
仰々しいことがいっぱい書いてあって、簡単には入れそうにないことが直感的にわかった。
入るのをためらっていたら、中からおじさんが出てきた。

「トイレを貸して欲しいのですけれど」と言ったら(もちろん英語で)、「どうぞお入り」と愛想よく入れてくれた。
しかしそこにはSecurity Check があって、背広のポケットのものを全部出して、ベルトもはずしてCheck を受けてようやく中に入れてもらうことができた。
おじさんはトイレの場所を親切に教えてくれた。
用をたして、礼を言って建物をあとにした。

不思議でならなかったのは「Marriage Center」とは一体何をするところなんだろう?

11月8日 (水)       16歳

ホテルでエレベーターに乗っていたら、ご機嫌なカップルが3組乗ってきた。
一人の男性が、妻とおぼしき女性を指差しながら私に「Birthday」と言った。
私は「Oh! Happy Birthday!」と返した。

男性はご機嫌な様子で続けて「Sixty!」と言った。
「Sixteen?」と返した。
「No! Sixty!」
大爆笑になった。

エレベーターを降りてからも盛り上がっていた。
当の女性は
「16歳って言われちゃったわよ!うれしいわ!」みたいなことを言っていた。
男性は
「冗談じゃないよ、おまえ。60!60だよ」
みたいなことを言いながら笑っていた。

ちょっとした楽しい出来事。

11月7日 (火)    You're a nice boy.

ショッピングモールのお店が開くまでの間、スターバックスでコーヒーを飲んだ。
容量が大きい。
カップがでかい。
全部飲むのに相当な時間がかかった。
おかげでゆっくりできた。

人間もでかい。
私たちが座っていたソファーの前に3人組の女性が座っていたが、でかい。
どうしたらあんなにでかくなるのだろうとか、アメリカ人の健康についてとか、でかい本人はどう思っているのだろうか などという話を千々松さんとしていた。

そうこうして、でかいカップのコーヒーも終わりに近づいたころ、年配の2人の女性、つまりおばあさん2人がコーヒーを持って席を探しにやってきた。
あいにく席はあいていなかった。

そろそろお店を出ようかと思っていたので、おばあさんに「Please!」と言って席を譲った。

「Thank you. You're a nice boy!」 おばあさんが言った。
私、50歳が近いんですけど。

11月6日 (月)    バス 

学会が始まる一日前にリノに入ったので、機能性食品や食料品マーケットを調査するために、ショッピングモールに出かけることにした。

移動をするのにはバスがスリリングで面白い。
一つ間違えればどこに到着するかわからない。
どうやって乗って、いくらの運賃をどうやって払って、降りるときはどうやったらよいのか、わけのわからない状況でチャレンジするのが面白い。

リノのバスの運転手はみんな親切であった。
最初に乗ったバスの運転手は、お金の払い方と乗り継ぎ券の使い方を丁寧に教えてくれた。
2回目に乗ったバスの運転手は、図体はでかかったが、愛想がよかった。
3回目のバスの運転手は、私たちが走って乗りに行くのを待っていてくれた。

この町は居心地のよい町だなと思った。

11月5日 (日)     リノ

Worldnutra2006 という国際学会に出席するために、アメリカのリノに出張した。
「リノ」などという町の名は聞いたこともなく、サンフランシスコのそばにあるらしいことと、カジノの町であるらしいことが唯一の情報であった。
ガイドブックにも書いていない。
2003年のラスヴェガスといい、今年のリノといい、この学会にはよほどギャンブル好きの人間があつまるのだろう。

家を出てから24時間でリノに着いた。小さな町だった。
カジノもラスヴェガスに比べれば相当しょぼい。
何にもない、と言っても過言ではない。
学会に没頭できる環境にあると考えることにした。

今回は佐々木食品の千々松さんが同行。発表は彼がやる。
若い優秀な研究者だ。
4月に大学の研究室にやってきて熱心に実験した結果を発表するのである。
私は勉強と研究者との交流をすることにした。

11月4日 (土)     誕生日

一昨日は妻の誕生日であった。
彼女の歳もようやく私に追いついた。しかしなかなか追い抜いてはくれない。
最近は細かい字が見えにくくなったとぼやいている。
彼女の目もようやく私に追いついた。

毎年何らかの形で誕生日を祝うのだが、今年は別府湾ロイヤルホテルに一泊してゆっくり温泉につかり、おいしい料理を堪能してのんびりしたひとときを過ごすことにした。
誕生日当日はお互い忙しいことがわかっていたので、10月の某日にこの計画を実行した。

彼女の仕事が16時に終わったので、職場まで迎えに行き、その足でホテルへ。
到着したのが17時。すぐに温泉につかり、夕食が18時。
あまりお酒を飲まなかったせいで食べ終わったのが19時45分。
20時に部屋に戻ってきたら、疲れていたせいか、二人そろって爆睡モードに突入。
翌朝寝坊して6時半に目覚め、別府湾から上ってくる日の出を見、バイキングの朝食を食べて8時半にチェックアウトして、それぞれの職場に出勤。

結局今年の誕生日のお祝いは、
別府湾ロイヤルホテルに一泊して慌しく温泉につかり、料理をそそくさと食べてさっさと寝て、翌日も慌しく仕事に出かける
という結果になってしまった。

予定が狂ったような気がした。
妻がこの話を友人にしたら大笑いされたそうだ。

11月3日 (金)     会議

昨日は午前中に学外の会議、午後に学部内の会議があった。
午前中の会議では「会長」なので、議事を取り仕切らなければならない。
メンバーはその筋のお偉方ばかりである。
きびしい意見が続出し、まとめていくのに冷や汗ばかりかく。
「行司のようなものですから」
この会議の会長を依頼されたときの口説き文句であった。
確かに見栄えはきらびやかで美しいが・・・・。

午後の会議は単なる「委員」。
気が向いたら発言をする。午前の会議に比べたら気が楽なものである。
「キャンセル料をとったらいいんじゃないですか。」と発言したら、うけた。
緊張した場が一瞬和む。
度が過ぎて「またくだらないことを」と言われないように気をつけなくてはいけない。

11月2日 (木)     調子に乗るな

再び一昨日の実験の話。
一通りのデータが出揃ったので、学生が整理して持ってきた。
結果を見るとよい効果が出ている。個体差も小さい。
きれいなデータが出ていた。
きれいなデータを出すためには、エサ作り、動物の管理、解剖、分析など細かいところに気を遣わなければならない。

後になって、4年生は一昨日、「調子に乗るな、調子に乗るな」と口に出して、自らを戒めながら解剖や分析を行ったのだと聞いた。

思い出すことがある。
4年生は実験に慣れたころ、調子に乗って一度エサ作りを間違えた。
そのときの教訓が活かされているのだろうか。
そうだとしたら失敗もまたうれしい。

11月1日 (水)       解剖

昨日、ラットの解剖を行った。
3年生に解剖の様子を見せると共に、臓器をはずす作業を覚えてもらった。
みんなとても緊張していたが、6人全員やり終えることができた。
初めてのことゆえ、心配したが、杞憂に終わってホッとした。
思いのほか時間をくってしまったが、それは仕方のないことだ。
初めての作業であれだけできれば上出来である。

4年生が指導する姿を見ていて1年前のことを思い出していた。
そのときも不安げな3人の3年生が緊張しながら臓器をはずしていた。
あれから1年。
彼女たちは後輩を指導できるまでに成長した。
若い人たちの能力に改めて感心した。

10月31日 (火)    トラブル

昨日、ホームページがアップできないというトラブルが発生した。
もとよりホームページのことなどさっぱりわからない私に解決を要請された。
解決できるはずがない。
N先生に助けを求めた。
N先生をもってしても完全には解決することはできなかったが、解決策のヒントをいただいた。
そのヒントに基づいてちょっとした操作をやってみたら見事にトラブルが解決した。
これは奇跡といってよい。

このことがきっかけになって自分でもホームページをいじりたくなった。
早速今朝ホームページに詳しい学生に来てもらい、短い時間のレクチャーを受けた。
私にもできるような気がしてきた。
そこで日頃思っていることやその日の出来事などを日記として書こうと思った。
いわば講義の時間の中の雑談みたいなものだ。
いつまで続くかわからないが、楽しいと思える間は綴ってみようと思う。