おおいたサイエンス交差点(Oita Science Crossing)

昨今のこどもの理科離れにはサイエンスに対する大人の興味の低下が拍車を かけています。「おおいたサイエンス交差点」はコーヒーを飲みながら気楽な雰囲気の中で、 話題提供者である科学者・研究者と共にサイエンスを楽しみ、日頃の疑問もぶつけようという いわゆるサイエンスカフェに連なる企画です。

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今までの科学技術の講演会では講師が一方的におしゃべりをしておしまい、という場面が多くありました。そのため難しそうな講師の話の内容が十分理解できず欲求不満になったり、逆に理解できても新たに湧いてきた疑問を講師にぶつけられなかったり、さらに共通の経験を得た参加者同士での交流がなかったり、と講師にも参加者のどちらにも楽しめるものではなかったのが現状でしょう。今回の企画は講師による話題提供にとどまらず、その後の講師と参加者のコミュニケーションの時間も重要と考えています。そこで、講師以外にも双方向のコミュニケーションを促すためにファシリテータ(話題提供者と参加者のつなぎ役)を数名配置し、具体的な体験(コースによって異なります)等もすることで、通常の講演会からの脱却を目指したいと考えています。

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今回は科学技術振興機構の援助も得て、託児サービスができる体制も整えましたので、日頃科学から遠ざかっていらっしゃる若いお父さんやお母さんも是非ご活用ください。

「おおいたサイエンス交差点」には以下の5つのコースがありますので申し込み時にご指定ください。複数のコースを申し込んでいただいてもかまいません。なお、A−Dは中学生以上の大人を対象とし、Eのみ小学校4年生以上を含む親子も対象とします。締め切りは原則として各開催日の2週間前です。


  1. 別府で感じる地球の息吹 (夏休み地獄ハイキング2007)
    日時:8月10日(金)10:30-16:00 (終了しました)  当日の様子
    場所:別府市・京大地球熱学研究施設、および別府市内
    講師:山本順司(京大・理)
    定員:30名

    別府の地理的な特徴を活かし、参加者と共に地熱フィールドを歩いて、活地球の息吹を感じてもらいます。午前中はその準備として室内で基本的な知識を得ることを含めてバーチャルハイキング(サイエンスカフェ)を行います。昼食後、バスに乗車し野外へと出かけリアルハイキングに移り、地熱・温泉・活断層帯を周回します。

  2. 人間型ロボットの心
    日時:8月25日(土)13:30-15:30 (終了しました) 当日の様子
    場所:大分市・アートプラザ 研修室
    講師:藤田米春(大分大)
    定員:40名

    人間型ロボットがどのようにして、また、どのようなものとして考えられてきたのでしょうか。ロボットと人間のコミュニケーションとはどのようなものでしょうか。ロボットには「心」は必要か、そもそも機械は「心」を持てるのでしょうか。参加者と共に議論しましょう。

  3. うみたまごから考える環境問題
    日時:9月22日(土)10:00-12:30(終了しました。75名の申し込みがあり、抽選にもれた方には申し訳ありませんでした。) 当日の様子
    場所:大分マリーンパレス水族館「うみたまご」
    講師:牧野治敏(大分大)、山田重隆(うみたまご)
    定員:30名

    生き物の見方、多様性と共通性、進化の理解、動物園と水族館との相違点などを紹介しながら、「うみたまご」での特色ある生き物の見せ方、生態系の観察、えさ作りから給餌体験、バックヤードの見学などの実習などを行います。それから地球全体を配慮した生き物の見方について参加者と対話します。

  4. 光のふしぎ
    日時:10月7日(日)10:00-12:00<(終了しました) 当日の様子
    場所:大分市・アートプラザ 実技室
    講師:高橋徹(大分工業高等専門学校)
    定員:30名

    身近にあっても気づくことの少ない光のおもしろい性質やふしぎな特性を、簡単な道具を使って、誰にでもできる工作や実験を通して体験し、自然や技術について考えましょう。具体的には(1)偏光板で楽しもう、(2)反射板で楽しもう、(3)実像・虚像を楽しもう、(4)光の分光を楽しもう、(5)光の速度を調べよう、を予定しています。

  5. 生まれる星たちとその観測
    日時:12月1日(土)、2日(日) 1泊2日(終了しました)) 当日の様子
    場所:豊後高田市・香々地青少年の家
    講師:仲野誠(大分大)、岡田正彦(大分大)、岩切義和(香々地青少年の家)
    定員:40名

    大人向けには、サイエンスカフェとして冥王星が惑星ではなくなった舞台裏を話題にし、現在でも莫大な費用をかけて建造する観測装置についても対話しましょう。子ども向けには別メニューとして天体望望遠鏡の制作活動を行います。夕方から夜にかけて参加者全員で天体観察会もしくはプラネタリウムによる疑似体験を行います。



主催:大分大学
協力:大分に青少年科学館を作る会
後援:大分県教育委員会、大分市教育委員会、別府市教育委員会
協賛:アートプラザ

本企画は、独立行政法人科学技術振興機構の地域科学技術理解増進活動推進事業の機関活動支援(大分大学)を受けたものです。


PDF版のパンフレットはこちらにあります。